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主人公はu15の少女たち。 主な内容はいじめ文学。このサイトはアダルトコンテンツを含みます。18歳以下はただちに退去してください。
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Contents 8
『いじめ文学専用サイト』へようこそ!



新長編小説『ふたり、あるいは友情』

『ふたり、あるいは友情1』
 人間は何を思うのか、考えるのか、自分のものだといって本当に制御可能なのだろうか?中学1年生のごくふつうの女の子である如月美佐枝はリノリウムの床がきらきら光るのを見て、忘れかけていた、ある同級生のことがインスピレーションのように浮かんでいた。
 彼女のクラスには一人の少女がいじめられている。
 宮間未華がそのような立場に置かれたのは自業自得だと、美佐枝は思っている。いや、彼女だけでなくクラスのほぼ全員がそう考えている。
それにはある切っ掛けがあった。
 ある朝、クラスメートたちが登校すると、教壇の上にCD_ROMが置かれていた。それを再生してみると、美香がクラスメートを罵倒する内容が長々と20分ほどに渡って録音されていたのである。誰の耳にも、それは彼女の声であることはあきらかだったし、本人も否定しなかった。
 単に美貌で頭がいいというだけでなく、弱い人間に惜しみない助力を差し伸べるなど、精神的にも高潔な人間だと、みなに受け止められていた。しかし、録音はそれと完全に相反する内容だった。
 いったい、誰がどんな目的で置いたのか、という根本的な問題を完全に忘れ去って、ただ、信頼していた人に裏切られた思いだけが勝ってしまった。その結果、少女は一瞬にして、クラスの人気者から忌み嫌われる存在に落ち込んでしまったのである。
 あんな台詞を録音した声を聞かされてしまえば、クラスのほとんどは彼女を嫌うだろう。さすがにあそこまでひどいことをする必要はないが、少なくとも、かかわろうとしなければいいのだ。
 今は、放課後、HRが終わったばかりで、運動部のかしましい声がまだ響いてこない。嵐の前の静けさとでもいうべきひと時だった。
 音楽室に向うために渡り廊下を歩いている


『由加里 108』



 照美の、もちろん、手術用の手袋で覆われた指が由加里の膣の中に侵入してきたとたんに浮かんできた映像がある。真野京子と藤沢さわの顔だった。
 同時に声まで聞こえてきた。必ず、自分を守ると、二人の同級生は誓ってくれた。ここで、照美に白旗を立ててしまったら、あれほどまでに自分のことを思ってくれているふたりを、いや、彼女たちだけではない。鈴木ゆららを始めとする、その他のクラスメートたちの行為まで完全に無にしてしまう。
 絶対に、負けてはならない。由加里は、かすかに口腔内に力を込めた。それは、歯を食いしばって、といえるほど外見から明らかではなかったが、目ざとい二人には簡単に見破られていた。
「どうしたの?西宮さん?」
「・・・・!?」

 しかし、照美は、ここで「誰かが味方にでもなってくれると思った?」などと軽々しく手の内を明かすようなへまはなしない。ここは、完全に知らない顔をして、由加里に、自分が秘策を秘策のままにしておくことが、今の照美の方策である。すべてを知った時の、奴隷の絶望的な顔を見るのが楽しみなのだ。
だが、そんな照美の楽しみに水を差すような声が聞こえた。
「照美、もう9時半だな」
もう、そんな時間なの、と照美は美しい顔を本棚の上に置かれた時計に向ける。
9時半になったらいったい、どんなことが起こるのだろうと由加里は二人の顔をみたいとおもったが、もはや、首と顔の筋肉はまともに動いてくれない。ただ、涙がぽろぽろと目から零れてくる。
その滴の一滴が右手の甲に落ちた。
「・・・・・」
少女は何かを決意した。しかし、それはすぐにはわからなかった。だが、しだいに自分がクラスメートたちを信じようという気になっていることに気づいた。おもいっきり右手を握りしめる。それは知的な美少女の決意だった。すぐに言葉にして示した。
「わ、私、帰ります・・・」
照美は、できるだけ無反応のふりをして言う。
「最後に言っておいてあげる・・・」
「・・・・・!?」
 由加里は、これまで抑え込んできた感情を垣間見せるように、照美を睨み付けた。ほ一筋の涙が頬を伝って顎に達したが、それは先ほどの涙とはまったく意味あいが違っていた。
照美は、満足だった、彼女は自分の奴隷の意図を完全に見抜いたのである。
「あなたの意志はわかったわ。だけど、いちおうは、言っておいてあげる。最後のチャンスよ、心して聞きなさい」
まるで教師が不良少年に最後のアドバイスをするような調子だ。だが、その言葉の内容はまったく表面から受ける印象と裏腹だった。はるかは、それがおかしくてたまらないが。ここは親友の舞台を壊したくないので黙っていた。
「オナニーしてみせてくれない?」
「いや・・・・絶対にイヤよ!そんなの!!」
いっしゅん、由加里が照美に唾を吐きかけたように見えたので、はるかはぎょっとなった。だが、それは文字通りの意味において吐き捨てるように、言ったのである。それほど大げさに顔をしかめたのである。
だが、由加里がそんなことをするわけがないと、思いなおした。
しかし、こうやって事態を俯瞰したように眺めている自分と、二人との間に距離を感じてしまうはるかだった。
「こんなときに自分はどうしてこうまで冷静になってしまうのだろうかと、アスリートの卵は多少なりとも口惜しい。どうやら、それが物書きの性であることに、彼女はまだ気づいていないようだった。今回の件でもそうだが、物語を創るのは楽しい。だが、それはあくまでも知的な娯楽であって、本気でやっているテニスとはまったく違うのだ。
そろそろ、自分にも台詞が回ってくる番だと、はるかは由加里に近付いた。こちらを向く由加里の顔をみて思うことは、ただ、長い眉毛に涙がいっぱい溜まっていて重そう、その一言に尽きる。そんな様子に髪の毛の先ほどの慈悲も与えずに言い放つ。
「西宮、それがどんなことを意味するのか、わかっているよな?」
「・・・・・」
由加里は、黙って立ち上がると玄関に向って歩き出した。ふらふらと足はぐらつくし、恥ずかしい液で股間が粘つくので大変に気持ち悪いが、ようやく一歩を踏み出す。それは新しい世界へのドアを開く一歩のはずだった。彼女はすでに照美の家にいないような気がした。彼女が属する教室でかつてのようにクラスメートと笑いあっている自分がいる。
だが、いくらなんでもそれは気が早すぎると自覚する。照美の家は非常に広い。ただでさえ、中の上から上の下という階級に育った由加里であっても、驚くほどの面積、それは、すこしばかり古風な言い方になるが、屋敷といっても過言ではない。
それは、照美の恐ろしさの深さが尋常ではないことを暗示しているように思えて震えが止まらない。だが、それを敵に見せるべきではないとなけなしの勇気を振り絞ってもう泣かずに外に出ることに気づいた。

外気に触れると、初夏とは言ってもまだ夜は肌寒い風を纏うことになる。思わず猫背になってしまう。もっとも冷たく感じるのは、照美たちに弄られていまだに濡れそぼっている性器の周辺がおぞましい冷たさで満たされているし、そこから粘液が糸を造って膝小僧まで達している。それだけでは済まずになおも領域を広げようと企んでいる。
「・・・・・ヒ!?」
由加里は、思わず上体を曲げた。あたかも、そうすれば気持ち悪い面積が増えずに済むかのように思っているようだ。彼女ほど知的な人間が、その行為の無意味さに気づくのに、いざ経験してみなくてならなかった。既に愛液は白い靴下を汚染しはじめている。それを見ると少女はさらに惨めな気持ちになった。
ここまで玄関を通るまでは上背を張っていたのに、これでは農作業をしているおばあさんと変わらない。
そうだ、ここは外なんだ。そして、自分はとても恥ずかしい恰好をしている。
「・・・・・!?」
自分があられもない恰好であることに気づいて思わず胸と股間を抑えた。そして、次の瞬間にオナニーをしているのではないかと疑われることが怖くなって両手に自由を与えた。だが、腰は、老人のように曲がったままである。
由加里は、壁に立てかけられている自転車が、あたかも誰かよって用意されたもののように思われた。だが、よく考えてみればそれは親に買い宛がわれたものであって、ここまでそれに乗ってやってきたのだ。まるでさきほどの威勢は何処へやら、少女はサドルに跨ると帰路に就いた。
グチュウ・・・という音が少女の耳を真っ赤にする。見なくても下半身がおもらし状態になっているのがわかる。
「ウウウ・・・」
濡れた生地はいささか固くなって少女の下半身に突き刺さる。
無尽蔵であるかのように涙が流れてくる。腫れた顔に染みて悪寒が走る。視界に涙が羽をはやして飛んでいくのが見える。夜風も手伝って、それらは夜の街に飛び跳ねては消えた。それに由加里が気づくことはなかった。

一方、彼女にこんな哀しい思いをさせている本人もまた、泣いていた。だが、こちらは夜の涙散らしとちがってその悲しみと怒りを抱きとめてくれる友人がいた。
「私、人間じゃないみたい・・・」
泣きながら茫然となっている照美に、親友は言葉をかけてくれない。ただ、その代りに強く抱きしめてくれた。腕と脊椎がねじれて悲痛な音を立てていたが、黙ってそれを受け入れたその痛みに耐えることで、何が清算されるような気がしたからだ。
はるかは、親友のように自分の感情に溺れているわけにはいかない。そもそも、そのような性癖がないということもあるが、自分たちの奴隷がいなくなったいま、やるべきことがあるのだ。
携帯を取り出した。かけるべき相手は藤崎さわである。
 何処か投げやりな声を携帯の向こうに投げつける。
「藤崎さん、今、何をしてる?」
「ぁ・・・鋳崎さん?」
 少し、戸惑ったような返事が携帯の向こうから響いてくる。しかし、思いなおしたように返事が返ってきた。
「京子と、中間の最終チェックを・・・」
「そうなんだ、細工は粒々・・・・なんとやらだね、おっと、これは国語のテストに出るかもよ」
 さわは、全身の震えが止まらない。
 恐ろしい笑い声を送ってくる主が、藤崎さわは自分と同じ年齢のクラスメートには思えなかった。京子と話して断ろうと決めていたのだが、決意は簡単にぐらついた。
「テスト勉強はうまくいってる?教えにいってやろうか、照美と一緒に」
 とたんに美少女の上品な横顔が頭をよぎる。たしかにきれいなのだが、何処かとっつきにくく、さわは苦手だった。だが、彼女が由加里いじめの首謀者だとは気付いていない。
 喉元をすぎて、いや、それどころか食道をはるかにすぎて胃にまで達してしまった食べ物を引き戻すように言葉を発する。
「・・・う、大丈夫」
「なら、台本の2ページの三行目を読んでみようか」
「ヒ・・・・」
「あれ?覚えてないの?そこはこうだよ、もう、みんなこんなひどいこといつまで続けるつもりなの?!いいかげんに止めようよ!西宮さんがかわいそうだよ!!・・・・・くくくく」
「い、鋳崎さん!?」
 押し殺したような笑いはしだいに抑えを破って果実の中から食い破ってくる。
 この人、アクマなんだ。ぜったいに、あたしたちのこと離してくれない。もしも裏切ったら殺される。
 冗談ではなくて、そんな思いがさわの純真な心を侵食していく。
「90年代特集、次はラルクアンシエルの『浸食』」
 ラジオからは、あたりまえのことだが完全に他人事、呑気な発語が少女ふたりの耳をつんざいた。
 どうやら、その声は携帯の向こう側にも響いているようだ。
「へえ、藤崎さん、ラルクなんて聞くんだ。それ聞きながらでいいから、今、言った台詞、言ってみてよ」
「え?・・・」
 はるかの声は、そのロックバンドが楽曲の特長である、ある種の投げやりさに満ちている。
 さわは、京子に目で合図する。それだけで通じないと思ったのか、指をさす。
 真野京子は、親友の様子にすべてを悟ったのか、たいした抗議もせずにノートを持ってきた。
 家族の名前が掲載されているかもしれない、死者目録を渡された、災害被害者のようにそれを奪い取ると命じられたページを開いて血走った眼を走らせる。すべては、自己保身のため、命がかかっているのだ。
「もう、みんなこんなひどいこといつまで続けるつもりなの?!いいかげんに止めようよ!西宮さんがかわいそうだよ!!」
「だめだな。演技力がゼロだよ、藤崎さん、もうリハができないんだからね」
「リハって?」
 いったん、火が付いたはるかの喋りを止める手立てはない。心にもないことを天賦の才能に乗せて捲し立て続ける。
「藤崎さん、かわいいから女優になるんじゃないの?それじゃ先が思いやられるな。リハってリハーサルのことさ」
 「ア・・明日までにちゃんと言えるようにしておくから」
「そう・・テストも頑張ってね・・・じゃ、お休み・・・・」
 さわの言葉などまったく聴いていないかのように一方的に切られた。べつに残されたわけでもないのに、少女たち、いうまでもなく、藤崎さわと真野京子だが、彼女らはたったふたりで世界から取り残されたかのように錯覚した。
「べ、勉強しようよ・・・・」
 そう言って震える手でさわが摑んだのは、はるかの書いた台本だった。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

ふたり、あるいは、友情


 人間は何を思うのか、考えるのか、自分のものだといって本当に制御可能なのだろうか?中学1年生のごくふつうの女の子である如月美佐枝はリノリウムの床がきらきら光るのを見て、忘れかけていた、ある同級生のことがインスピレーションのように浮かんでいた。
 彼女のクラスには一人の少女がいじめられている。
 宮間未華がそのような立場に置かれたのは自業自得だと、美佐枝は思っている。いや、彼女だけでなくクラスのほぼ全員がそう考えている。
それにはある切っ掛けがあった。
 ある朝、クラスメートたちが登校すると、教壇の上にCD_ROMが置かれていた。それを再生してみると、美香がクラスメートを罵倒する内容が長々と20分ほどに渡って録音されていたのである。誰の耳にも、それは彼女の声であることはあきらかだったし、本人も否定しなかった。
 単に美貌で頭がいいというだけでなく、弱い人間に惜しみない助力を差し伸べるなど、精神的にも高潔な人間だと、みなに受け止められていた。しかし、録音はそれと完全に相反する内容だった。
 いったい、誰がどんな目的で置いたのか、という根本的な問題を完全に忘れ去って、ただ、信頼していた人に裏切られた思いだけが勝ってしまった。その結果、少女は一瞬にして、クラスの人気者から忌み嫌われる存在に落ち込んでしまったのである。
 あんな台詞を録音した声を聞かされてしまえば、クラスのほとんどは彼女を嫌うだろう。さすがにあそこまでひどいことをする必要はないが、少なくとも、かかわろうとしなければいいのだ。
 今は、放課後、HRが終わったばかりで、運動部のかしましい声がまだ響いてこない。嵐の前の静けさとでもいうべきひと時だった。
音楽室に向うために渡り廊下を歩いている。
 美佐枝の中学の音楽室は、二階の行き止まりにある。その扉を開こうとしたときだ。けたたましい足音がしたと思ったら、今の今まで脳裏にいた彼女が駆け込んでくるではないか。美しい顔が涙で汚れてクラスのアイドルだった見る影もない。
 「如月さん・・お、お願い、階段の下に逃げたって言って!?お願い!きょ、今日は・・・うう」
 悲壮な顔で迫ってくる美貌を美佐枝は無視しようとした。音楽室に逃げ込もうとするその姿は悲壮だった。かつての堂々たる姿は何処に消えてしまったのか。完全に興醒めで幻滅だった。
 彼女を追いかけるように迫ってくるあの足音たちは、きっと、聡子たちのものだろう。言わずと知れた、未華をいじめている主要メンバーたちである。きゅきゅっという、上履きのゴムがリノリウムの床をこする音が、未華にさらなる恐怖を抱かせる。
 音楽室の奥を見ると、美少女がさらに悲壮な思いで頭を下げている。両手を合わせて、自分は観音様かしら?と突っ込みを入れたくなった。
 いっそのこと、聡子たちに突き出してもいいと思ったが、ある一言を一対一で告げる機会は今回しかないと思い立ち、気が変わった。音楽室のドアを投げやりな手つきで閉める。
 激しい足音からキリンが集団で襲ってくるような錯覚を覚えた。
 聡子を中心とする五人がそこに立っていた。
 あの優しい顔がこんな風に変貌するのか。
 美佐枝は自分に迫ってくるリーダーの顔を見た。あんな人をあいてにする必要はないのにと思いながら、聡子はこちらから声をかけた。
「どうしたの?聡子さん」
 息せき切って走ってきた四人組の少女たちは、すぐには言葉を発せられないようだ。なんといっても、未華は運動が得意で足が速い。陸上部所属というわけでないが、一度、逃げられたら捕まえるのはむずかしいだろう。
 そのうちの一人がまず質問してきた。
「はあ、はあ、ここにあいつが来なかった?」
 クラスメートがあいつと言えば誰のことか、今では代名詞ではなくなっている。
「宮間のこと?来なかったよ」
「やっぱり、右に回ったのよ!急ごう!」
いじめっ子たちの駆け足は、サイやスイギュウなど大型草食動物が集団移動するさまを思わせる。
 とおざかる足音が消えると、音楽室のドアが開いた。
 そこには顔を両手で覆って泣きじゃくる未華がいた。
「ぁ、ありがとう・・・・如月さん・・」
「あの人たちもひまよね、あなたなんかまともに相手にする価値なんてないのに」
「・・・・うう・・如月さん・・」
「気軽に名前を呼ばないでくれる?穢れるから」
「如月さん・・・・」
「そうだ、今日はどうしたっていうの?どうせ、明日にはずっとひどいことされるのになんで逃げ回っていたの?別にあんたのことなんて興味ないのよ、ついでだから聞いてるだけ、答えたくなったら、答えなくてもいいよ」

「せ、生理だから・・・・うう」

「・・・・・」
 その一言で、いじめっ子たちに普段どんな目にあわされているのか、如月美佐枝にもおぼろげながら摑めてきた。だが、こんな機会はもうないのだから言ってしまいたい。
「宮間さん、よくも学校に来れるわよね、そうとう図太いね、神経が」
「・・・き、如月さん・・・・」
 今まであこがれていた。だが、彼女の傍にさえよることができなかった。だが、今ではぼろ雑巾のように彼女の目の前にいる。
 美佐枝は無理に笑いを作った。クラスメートたちのように、みじめな未華を見ても心から笑うことができない。
 だが、勇気を持って言わねば、ついこの前までこんな人に尊敬の念を抱いていた、かつての自分に対して申し訳が立たない。
「自業自得よ・・・」本心ではなかった。だが、畳み掛ける。「人を見下すとこういうことになるのよ!」
 「・・・・・」
未華は黙っていた。だが、美佐枝の本心を見抜いたのか、目を伏せようとしない。そればかりか、美佐枝の肩を摑んだのだ。
「あ、あれは違うの!お願いだから信じて!」
 制服のパットが破れるどころか、肩そのものが脱臼するほど勢いが強い。なんだろう、この圧力は?
すがるような目つき。
写真で見たアフリカの子供たちがこんな目をしていたっけ。だけど、自分の知っている宮間未華はこんな目をしていなかった。あんたなんて、あの人じゃない!相手が間違っているならば、たとえ教師にでも繰ってかかる負けん気の強かった彼女は何処に言ったというのだ?
 肩をいからせると、簡単に手を引いた。
「ぁ、あ、如月さん、ごめんなさい・・だけど、聞いてほしいの・・・・」
 まるで幼女の瞳を彷彿とさせる。黒目勝ちな瞳。まったく邪気が感じられない。それが怖くてなって思わず、「気持ち悪いから傍に寄らないで!」と突っぱねてしまった。
「・・・・うう」
「ちょっと、何処に行くのよ!?」
 階段を下りようとした未華に美佐枝は訊いた。
「石岡さんが言っていた方に行くから・・・」
 水銀のような涙が数滴、パイプのような欄干に落ちるのが見えた。
 討ち入り前の赤穂浪士のような悲壮な覚悟を決めた顔だった。
「庇ってくれてありがとう・・・・」
「ちょっと、待ちなさいよ」
「・・・・!?」
 ふりむいた未華の顔は同一人物とは思えないほどに変容している。
 吊り上った眼からは涙がこぼれているが、さきほど見られた気弱さはまったくといっていいほど消えてなくなっている。その代りに持ち前の負けん気の強さが凌いでいる。
 それを見せられた美佐枝は思わず呟いた。
「わかったわ。信じる、嘘なのね・・まだどういことなのか、わからないけど」
「・・・・・」
 未華はクラスメートに背中を向けたまま俯くと、レモン汁を絞り出すように涙を一滴、二滴とこぼし続ける。
 だが、再びキリンの蹄の音が聞こえた。
「はやく、こっちへ、音楽準備室から外に出られるよ」
「え?2階なのに?」
「歌唱部だけが知ってる秘密の通り道よ、体育準備室の屋根に出られるの」
 未華の肩を摑むと、音楽室へと誘い込む。
「ヒィ・・・・?!」
 彼女の顔が怯えている。石岡聡子の声が風に乗ってきたのだ。華奢というよりは、中学生にしては大人びた、スリムな身体がぶるぶると震えている。まるで真冬の外に全裸で放り出されたような塩梅だ。
 そんなに聡子が怖いのか。いったい、どんな目にあわされているのだろう。ちなみに、あの五人のうちのひとりは如月美佐枝の幼馴染である。しかし、その日は病欠だった。もしも、彼女がいればイの一番に自分に質問してきたにちがいない。そうしたら、嘘を突き通せたのか自信がない。
 彼女、栗下蘭によれば、性的な行為を強制したりするらしい。ならば、生理の彼女は
どんな目に合わされるのだろう。身体を密着させると、ほのかに鉄っぽいにおいが漂ってくる。少女には、それが未華の悲しみのように思えた。
 
 思春期にはじまる生理は、将来、赤ちゃんが生まれる序章のようなものである。そんな大事な儀式をいじめのネタに使われるなどと、たとえ、彼女の声が真実だったとしても、とうてい許されることだとはおもえない。
 準備室に入ると、嗅ぎなれたにおいが鼻孔になじむ。
「こっちよ・・・そんなに高くないでしょ?」
「イヤ・・・怖い!!」
「宮間さん、もしかして、高いところが苦手なの?」
 窓辺に立ってぶるぶると震えている。先ほどよりもはるかに怯えている。どう見ても病的にしか見えない。高所恐怖症であることは火を見るより明らかである。
 背後をうかがえばキリンの足音が迫りつつある。
 「もうそこまで来てるよ、宮間さん」
「・・・・・」
 何かを心に決めたのか、未華は窓際から離れて机の上に両手を滑らせた。そこにはカッターナイフが置かれていた。おもむろにそれを摑むと美佐枝に突きつけた。
「しっ、私の言う通りにして!」
 もう、何がなんだかわからない。もはや、怯えていた姿は微塵もない。
 数秒後、石岡聡子をはじめとする四人が入ってきた。
 キリンのくせに肉食獣めいた凶暴さをむき出しにして、二人に迫ってくる。そのうちのひとりがまず牙をむいた。美少女は、美貌を歪めて、そんなものに負けじと真正面から向かっていく。
「宮間?あんた、何してるの!?」
 いじめっ子たちのひとりは美佐枝をすぐに被害者だと認定したようだ。
「美佐枝さん!!」
「近づかないで!!」
 未華は、スリムな体型からは信じられないほど強い力で、美佐枝の右腕をひねると聡子たちに向けた。刃物は、少女の首筋に光っている。
「何を考えているの?!美佐枝さんを離しなさいよ!!」
 四人のうちのひとりが叫んだ。
 しかし、聡子はあくまでも冷静だった。
「そんなことして、どうなると思っているの」
「もう、あんなことイヤよ!先生を呼べばいいじゃない。警察でもなんでもいいわ!」
 泣き叫びながら引き下がる未華。しかし、あまりにも感情的になっているためにそこが窓際であることに気づかない。
 それを知らせたのは、二階から見える園芸用の如雨露に光が反射したせいかもしれない。
「ぁ・・・!?」
 本質的な恐怖が少女を襲った。とたんにナイフが落ちる。すとんと床に突き刺さった刃物を、引き抜くと聡子はそれを未華に突きつける。
「さきほどの威勢のよさは何処に言ったのかしら?・・・ま・ふふ、自分で言っておきながら、あまりにもお笑いな台詞ね。三流映画みたい」
 美佐枝の知っている聡子はけっしてこんな饒舌ではなかった。
 「ちょうどいいわ。今日のショーはここでやりましょ。蘭ちゃんがいないことだし、今日は美佐枝さんに加わってもらいましょう。被害者だし・・・」
 理知的な視線を向けてくるいじめっ子のリーダー。
事、ここに至って、美少女の意図に気づいた。彼女は、自分を庇うためにこんな芝居めいたことをやってみせたのだ。思えば、彼女は子役プロダクションに関係していると聞いたことがある、これほどまでの美少女ならば、それもうなづける話だが。
 「美佐枝さん、今日の予定は?」
 聡子の優しげな微笑の向こうに、未華が首を振っているのが見えた。リーダーに刃向ってはいけないと言っているのだ。
 仕方なく、少女はコクンと頭を下げた。
「この子、今日は生理なのよ。驚きでしょ?こんな性格破綻者が子供を産もうっていうのよ」
「ウウ・・ウ・ウ?!」
 未華の小さな顎を乱暴に摑むと、自分の方向へと無理やりに引き寄せる。
「性格破綻者の上に、性的な異常者でもあるのよね、宮間は?」
 主人が奴隷にその身分を確認させるように怒鳴りつける。
「宮間?!」
「ヒ・・・?は、はい」
 尽かさず。平手打ちを未華の美貌に炸裂させる。高貴な美術品がゴミ袋のようにしわくちゃになった。
「い、淫乱です・み、宮間、みか、未華は・・・・やらしいことが、だい、大好きな、淫乱な女の子です・・・・・うう」
 悪魔の手からやっと頭部を解放された少女は、顔を覆って号泣しはじめた。その瞬間に、ちらっと、美佐枝に視線をうつした。
 そのとき、聞きなれた足音が彼女の耳に届いた。視覚障害者などが足音だけで誰のものかよくわかる、ということがよくあることだが、同じく音楽を長年やってきた者にも同様のことが見られるという。
 美佐枝はその好例だろう。声楽家を母にもつ彼女は小さいころから歌唱に慣れ親しんできた。
 彼女が聞き取ったところによると、掃除を終えた部員がやってきたのだ。
 「そうか、ここは歌唱部の活動の場だったわね。将来、歌手になる美佐枝さんは練習しないといけないわね」
 石岡聡子の言葉が終わると同時に部員たちが入ってきた。
「ぁ、聡子さん、それに、宮間?」
 その名前を聞いたとたんに、一変して汚らわしいものを見る目に変わった部員。
 一方、聡子は打って変わってしおらしくなった。美佐枝には見慣れた彼女の姿である。
「宮間さんが寂しいからお友達がほしいって・・・」
「無理やりに言い寄られたの?まるでストーカーじゃない。ちょっと、いくら誰からも嫌われたからって、おとなしい石岡さんに近付くってどういうこと?」
「ぁ・・ああう?!」
 その部員、佐竹登美子は、歌を歌うというよりは柔道の方が部活としては似つかわしいほど強靭な身体を持つ少女である。未華のほっそりとした身体など軽々と片手で持ち上げてしまう。
哀れにも両足は床から引き離されてしまった。だが、ばたばたさせるほどの気力も残っていないようだ。ぐたっと海藻のようなさまを晒している。
 あまりにも無体な扱いである。だが、そこにいる誰も被害者に同情する視線を送ってこない。
 思わず、美佐子は援助の言葉をかけたくなったが、未華の思いを考えるとそう簡単に嘴を突っ込めずにいた。

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