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『由加里 11』
 6月の陽光は、新緑にきらめいて、生命の謳歌に満ちているはずだった。しかし、どうして、こんなにねっとりしていて、気持ち悪いのだろう。由加里は、隠れていたトイレから引きずり出されて、教室に連行された。ちなみに、どうしてトイレかと言えば、そこで弁当を広げていたからである。哀れな由加里は、もはや、ここでしか昼食を取ることを許されないのだ。

 廊下を連行される最中、か細い足で、必死に抵抗したが、きゅきゅと、廊下がむなしい唄を唄うだけで、まったく無意味だった。「無駄な努力さ!」と嘲笑われているように聞こえた。

 2年3組。はじめて、この教室に入ったときは、どんな友人関係が待っているのだろう。どんな楽しいことが待っているのだろうと、わくわくしたものである。しかし、今、この教室で、彼女を待っているのは、クラスメート全体による“いじめ”という煉獄である。

 いつものように、由加里裁判が始まった。

 「で、麻生さんの事をなんて言っていたんですか」
「・・・・・・」
「似鳥さん、どうしたんです」
 似鳥ぴあの。
  病的にまでやせ細ったこの少女は、似鳥かなんの妹である。テニス部副キャプテンと言えば、思い出してもらようか。
 麻生のフルネームは、麻生珠美、由加里そして、工藤香奈見は、小学校5,6年時、同じクラスだった。
「裁判長、あまりにひどい言葉なので言えません・・・・・」
 ぴあのは消えそうな声で言った。しかし、演技が見え透いていて、あまりにわざとらしい。しかし、クラスメートの誰も、彼女を非難の目で見る者はいない。

  「じゃあ、被告人、本人に言ってもらいましょうか?」
香奈見は、いつものように教卓の上から睥睨している。その裁判長ぶりは板に付いてきたようだ。
 
 由加里は、教室の真ん中に正座させられている。ぷるぷると震えて、涙を流している。何処で手に入れたのか、両手には、手錠がかけられて、胴体とつなげられたその姿は、まさにドラマで見る刑事被告人そのものだ。テレビ界は、中学生に一泡の夢を見せたのである。彼等は、まだ現実と虚構の区別がついていない。その責任の一端が、テレビ界にあることは一目瞭然である。  

 ついでに言えば、実際の裁判においては、刑事被告人といえど、無罪推定であり、手錠や腰ひもは、裁判中においては外されるのは常である。しかし、いじめにおいてはそのようなことは無視される。
 さて、手錠に結びつけられた紐の先は、いつものように高田が握っている。さて、その日、目新しいことと言えば、検察官の役を海崎照美がやっていることだ。弁護人は、金江が引き受けている。やりなれずに戸惑っているようだ。
 
 「どうなんです?西宮さん」
 
 その“西宮さん”という言い方が気になった。記憶がないくらいに小さいころから、いつも一緒だったので、そのような言い方をされたことがない。由加里は、それが哀しくてたまらない。

 「裁判長、検察官はここで新証人を申し込もうと思います」
「誰です」
「それは、小学校時代、被告と同じだった裁判長です」
「私がです?じゃあ、ここでは証人になりましょう」
「では、証人Bさん、伺います。被告人は、麻生さんに何て言ったんですか」

 麻生珠美は、小さな机の上に座って、由加里を睨みつけている。その視線はあまりに強く、それだけで、華奢な由加里は倒れてしまいそうだ。しかし、その目つきは、何処か人と違う。俗に言うロンパリと言って、わかる人は、かなり年配だと思われる。要するに、右目と左目が違う方向を向いているのである。それに加えて、珠美の尖った顔面は、鳥に酷似している。無表情なその姿は、人には虫類めいたものを感じさせた。


 「ううう!!」
急に香奈見は泣き出した。それが虚偽であることは、クラスのだれもがわかっていた。
「どうしたんです?証人Bさん」
「私はその言葉を言うのが、あまりに苦痛です。それは、本当にひどい言い方だからです。麻生さんが可哀相です」
「・・・・・・?」

 由加里は、焦るばかりだ。このとき、もしかしたら、何か悪いことを本当に言ってしまったのではないかと思い始めている。
 焦りのせいで、涙が上品な顎を伝っていることすら気づかない。
香奈見の発言で、教室中の悪意が由加里一点に、に注がれていく。
「もういいじゃない、こいつがどれほどひどいことを言ったことは明かなんだから」
 高田が言った。照美と目が合う。火花が散る。二人は、まだ由加里いじめの主導権を巡って争っているのだ。

 「た、珠美ちゃん、わ、わたしが、なに、何を言ったの。悪いことを言ったのなら、ならあや、謝るから、お、お願い教えて・・・・・」
 嗚咽を上げながら、かつての友人にむかって懇願する由加里。腕が震えているために、手錠のチェーンがカクカクと音を立てる。

 「被告人は勝手に発言しないように」
今度は、裁判長の顔になった。
香奈見は完全に裁判長になりきっているが、高田には何も言わない。このいじめの傍聴者たるクラスメートたちも、口々に由加里を罵っているが、香奈見は一言も注意しない。

 「裁判長、あたしが言う、だってこのままじゃ珠美がかわいそうだもん、この女がどんなにひどい女で、偽善者か、みんなに知ってもらいたいもん」
 似鳥は泣き出している。ほとんど、自分の演技に酔っている。ちなみに彼女は演劇部である。しかし、将来、女優としては、脇役としても抜擢されないだろう。なぜならば、演技者として根本的な素質に欠けるからだ。泣くときは泣く、笑うときは笑う、それを完全にコントロールしなくては演技者にはなることはできない。それは、この国随一の名優である武田鉄也の言だ。
 
 間違っても似鳥に、女優なる資格はないのである。自分の演技に酔ってしまっては、だめということだ。
 「では、似鳥さんに語ってもらいましょう」
「・・・・・珠美は、やぶにらみできもいから、やぶ子ちゃんて、呼ぼうって・・・・・・・・それに鳥みたいだから、インコのエサでも啄んでいればいいって」
 このとき、おそらくは女子の一部、男子のほとんどがこみ上げてくる笑いを抑えるのに苦労したことだろう。それを許さなかったのは、照美と高田が怖いせいもあるが、もっと言えば、この三文芝居が依っているシナリオであるということができる。かれらを縛っているのは、2年3組が全体で、書いた“いじめ”という三流の演劇である。

  由加里は、ちがった。ただひとりだけ、人生という本物の芝居をやっている。
「ち、違う!私、そんなこと言っていない!!た、珠美ちゃん、どうして?!」
 由加里は、か細い肢体を必死に動かして、反抗を試みた。しかし、高田に、身体の生殺与奪をすべて奪われているのだ。無惨に、彼女に背中を踏みつけられて、無惨にも、反抗は終わりを告げた。
 
 由加里の精神は完全に、限界に突き進んでいた、それを知らせるのは、いつものように股間の熱である。あきらかに、性器が潤んでいる。もしも、彼女がこの教室なら、自らの性器に手を持って行ったであろう。しかし、今は、ここには昼休みで、全クラスメートが監視している。いや、精神的リンチを加えている。そんなことはできるはずがない。
 
 しかし、本当に怖くなったのはそんなことではない。初な由加里は、股間が熱くなっただけで、自慰をしている気分になったのだ。もしも、これがみんなにバレたらどんな目にあうだろう。由加里は生きている心地がしなかった。
 
 それよりも、彼女は自分が淫乱な変態であると思いこんでしまったことである。それを演繹すれば、自分はいじめられても仕方ないと思いこんでもまちがいない。同年齢の誰と比べても非凡な知性を持つ由加里ゆえの不幸である。あえて、比較できるなら、海崎照美が上げられるかもしれない。彼女とは奇遇な運命を共にしているのだが、もしも、別の運命を共にしていたら、いい友人同士になることができたかもしれない。

 とんとん!

 金槌が教卓を叩く。ざわついた教室を香奈見が収拾する。
「はい、ここから陪審をはじめます。みんなで話し合ってください」
香奈見は、おのれの責任を放棄した。彼女の手に余ったのである。
 
 改めて、照美と高田の間で火花が散った。いじめの主導権。二人が争っているのは、ただそれだけのことだ。人望は明かに照美が勝っている。人間そのものが違う。鋳崎(いんざき)はるかは、身長170センチの高見から、そうみなしている。
―――――この女は、あんたが本気で相手する価値のあるヤツじゃない。わかっているんだろう?このクラスのばかばかしい喜劇もだよ。何で、わからないんだよ!どうして、この子がそんなに憎いのか――――、自分の品格を下げても、それに付き合わなくちゃいけない―――――その理由だよ。私が言う前にわかってくれよ。
 
 「みんな、西宮の罪をどうする?どんな罰がいいと思う」
 照美が機先を制した。高田はぐっとなって、何も言えなくなった。照美が持つ人間性と迫力が勝ったのである。それは、高田の持つ動機がいやらしいサディズムに彩られているからだったかもしれない。一方、照美の敵意には、何処か正当性があるように見えたのである。
 
 それを最初に見抜いたのは、もちろんはるかだが、クラスの大部分も無意識のうちにそう受け取っていた。意識的に受け取っているのは、はるかと当の由加里である。こんなにひどい目にあっているにも、かかわらず、照美にたいして、他のいじめっ子たちに対するイメージとは違う色を持っている。その色が具体的にどのような色なのか、まだ彼女はつかめていなかった・・・・・・・が。

 「麻生さんに聞けばいいと思うよ、被害者なんだし」
高田が負けじと主張する。
「どう?麻生さん」
 これは、照美。
「あたし、こんな人が記憶に残っているだけでいや!記憶から消えてほしい!」
 珠美は大泣きしながら、芝居を続けた。
「そうよね!わかる、私だってこんなヤツ、大嫌いよ!」
「よく生きていられるわね、こんなに嫌われていながら!よほど、神経が図太いのね」
脇役たちが、自己を主張する。
 「あなたの気持は、この教室にいるみんなの意思よ、そうよね」
「賛成!」
「あたりまえじゃん!」

 照美は、一国の将軍で、クラスメートはその将兵のごとく動く。教室中が彼女に従っている。
 ―――――――一  ―体この圧力は何なんだろう?高田は、背中に冷や汗をかいていた。
「さ、珠美さん、みんながあなたの言うことなら、なんでも賛成するわよ、言いなさい、これにどうしてほしいの」
「インコのエサを食べてよ!こいつにはそれがお似合いだわ」
由加里を睨む。あたかも、取って殺さんばかりに。この敵意は芝居でないだろう。しかし、薄汚い嫉妬で汚れた視線である。
 
 「インコのエサって?」
「例えば、パンの耳とか、あれってさ、兔が食べるジャン、兔って何羽とか数えるじゃん。だったら鳥なんだよ」
  わけのわからない理屈は、中学生故だろうか?高田は、さらに、珠美の意思を無視して話しを進める。
 「ねえ、生物係だけど、部室にあるよ、それ」
ある少女が言った。
「・・・・・!!」
 由加里はその一言にぞっとさせられた。

 
「量がハンパじゃなくって、困っているの。越後さんから多量にもらうのはいいんだけど」
 越後さんとは、中学の近くにあるパン屋である。サンドウイッチを作るために、多量のパンの耳があまるのである。歴史的に、この中学の生物部はこの越後さんにお世話になっている。由加里の姉は、生物部に所属していた。
 
 そんなことを言っているうちに大袋に入ったパンの耳を持ってきた。
「・・・・・・・・?!」
由加里は、その量に目を見張った。とうてい食べきれる量ではない。
「やはり、今日の罰は、珠美さんにやってもらうべきだよね」
高田が言う。
「さ、あたしたちが押さえているから、罰を与えてよ」
「わかった」
「た、珠美ちゃん!」

 かつての呼び方で友達を呼んだ。しかし、その敵意剥き出しの鳥肉は、かつての麻生珠美ではなかった。
「むぐう!!」
 高田と金江に全身を押さえつけられ、照美に鼻を塞がれると、必然的に口が開く。そこにパンの耳が押し込まれる。
「あんたにはもったいないエサだよ!!」
珠美は、由加里のかわいい目が憎かった。
―――少しばかり奇麗だからっていい目みちゃって!!
 珠美の頭の中にはある光景が浮かんでいた。それは小学校6年の遠足のことだった。
そのとき、由加里と香奈見、そして珠美が同時に山頂に達しようとしていた。その時、ある男子が言った。
 「西宮、・・・・・工藤、荷物持ってやるよ、重いだろう」
「うん、ありがとう!!」
 「ありがとう」
「あれ?珠美もいたのか」
その男子は言った。

 輝いていた由加里が、ひときわ大きな声で礼を言い。香奈見は、少し遅れてから同じ事を言った。それは仕方なくという色合いが強かったからである。
 珠美を怒らせたのは、次ぎの由加里の発言である。
山頂に登った彼女は、無邪気な顔で、言ったのだ。
 
 「珠美ちゃん、荷物持ってあげるよ!」

 その可愛らしい顔は、いま、クラス全体で締め上げられて、醜く歪んでいる。涙と汗そして、彼女じしんの唾液が入り交じって微妙なにおいを発している。
口いっぱいに詰め込まれたパンの耳は、強制的に奥まで押し込まれようとしている。犠牲者は空気を求めて、あがいている。そのためには、飲み込むしかないと悟った由加里は、必死の思いで、飲み込んだ。

 その一口だけで許されるはずはない。由加里は、結果的に、5回分を飲み込むことを強要された。そして、この喜劇の最後の台詞は次ぎのような文々で締めくくられた。

「みんなに感謝しなよ、明日からはトイレで食べなくていいよ、教室で食べさせてあげる。ただし、エサはパンの耳だよ。みんなで食べさせてあげる。弁当はみんなで食べてあげるから心配しなくていいよ」
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