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『新釈氷点2009 10』


 翌朝、渋る陽子を説得して病院に行かせることになった。
 その任を担ったのは、言うまでもなく長崎城主だった。午前10時に、母親である夏枝が連れて行くことになっている。
 新緑がかまびすしい季節なのに、車内は零下になっていると、陽子は思った。
「お父様ったら、どうして、こんなに心配性なのかしら」
「陽子、あなたのことを思ってのことなのよ」
エンジンにキーを差し込みながら言った。夏枝は思う。

――――どうして、建造!? あなたはこの子が誰の娘なのか、わかっていたんでしょう!?それなのに、よくも父親面して、私の前に立てたわね!?

 陽子は、母親がそんなことを考えているなどと露ほども思わずに、窓に描かれた煙突状の建物を指でなぞっている。
 九州は北の大地。山の向こうには地平線まで続く牧場がある。牧場にはサイロなる建物が存在するのは、必定である。

 ろくに聞こえもしない牛の声を聞きながら、辻口家の三女は母親との気の乗らないドライブに興じている。
 病院、それも泌尿器科に連れて行かれるという。
 となると問題はただひとつ。  
 陽子はそれを口に出さずにはいられなかった。
「お母さま、もしも、男の先生だったら・・・・」
「大丈夫よ、女性の先生だって、お父様も請け合ってくれたじゃない」
 長崎城主婦人はこともなげに言う。

――――男の医者だったら、さぞかし面白かったのに。どうせなら、あそこの病院にしようかしら。

 たまたま、バックミラーに映った見知らぬ病院に視線を走らせた。泌尿器科とある。医者は圧倒的に男性が多いことから、十中八九、女医ということはないだろう。
 夏枝は、髭だらけのいやらしい医者に陽子が陵辱、いや、診療されることを想像した。大きく大腿を広げさせられて、他人に見せたこともない局所を異性に触れられようとしている。今、彼の手先が狂って、陰核に鉗子が触れてしまった。清楚な少女は瞬く間に、インランな売女に成り代わってしまう・・・。
 その瞬間を想像した瞬間、夏枝の中の母親が顔を出した。
「そんなことない! そんなこと絶対にさせてなるものですか!! 私の!!は・・・・・!?」
「お母さま!? どうなさったのですか? もう信号は青ですよ」

―――わ、私ったら、白昼夢? でも、どうして、こんな憎い娘にやさしくできたのかしら? 

 そう思うと、自分が許せなくなった。ルリ子のことが陽子に知られて以来、彼女の写真が辻口家に戻ることになった。この新車も例外ではない。隅に置かれた目に入れても痛くない実娘の肖像を見つけた夏枝は、臍をかんだ。
 
―――こんな子なんて、どうにでもなればいい。あんなひどい罪を犯した娘に人権なんてあるわけないわよ。
ブレーキが壊れんばかりに、踏みつけながら心の中で叫び続けた、陽子に聞こえないように。

 やがて、見慣れた辻口医院の建物が夏枝と陽子の視界に入ってくる。

「ああ、辻口先生の、ですね」
 受付に行くと、その一言で長蛇の列をはねのけて、母娘は医師の面前にでることを許された。
 驚いたのは夏枝だった。
「小松崎先輩・・・・・・」
 意味深げな展開に、思わず両目がロンパリになってしまう。医師が期待通り女性だったことを密かに喜んだ陽子は、ちょこんと小さな顔を下げた。
 そのあまりの可愛らしさに微笑んだ女医の顔は、ふつうでなかったが、当の陽子は頭を下げていたために、確認することはできなかった。
 だが、彼女の母親はその姿をとくと目の当たりにする。思わず、蘇る不快で陰湿な記憶に眩暈を覚える。しかし、一方、別の考えにほくそ笑むのだった。

―――これは使える。陽子をあの不快さを味合わせる。そして、血筋に相応しい罰を与えてくれるわ。

 夏枝は女医の目をみながら思った。
「小松崎先輩、九州に戻っていらしたんですか?」
「ええ、辻口さん」
 猫のような笑みを見ると、その思いを強くした。

―――やっぱり、全然、変わってない。

「ご本まで出版されたとか」
「ええ、夜尿症に精神科医的な視点を組み込んだよ」
「え? 精神科ですか?」
 他人事のように聞いていた陽子の目の色が変わる。そんな少女に女医はやさしい言葉をかける。
 女性だてらに銀縁のメガネをかけたその姿は、何処か太った大根を思わせる。
 外見を科学的に測量する以上、それほど太っているようには判定されないだろうが、実のところ豚にしか見えない。
 肥大化した女の精神が見る人に歪ませて見せているのかもしれない。
 それを補強しているのは目尻や鼻筋にできた複数の皺である。それを見つけると、もはや、隣に座っている母親と同世代にはとても思えない。彼女は30代前半と言っても十分通用すると、陽子は自負してきたのだ。それに比べると、これから少女を診察する女医は、50を優に超えているとしか思えない。
 名前を小松崎というらしい。
 だが、女医の名前よりも少女が気にするべきことがある。
 精神科という衝撃的な単語が問題なのだ。
 ところが、娘の窺い知れないところで、いつの間にか、夏枝までが色を失っていた。それは彼女の中で息づいている母親の顔である。

「先輩、精神科医の見立てが必要なんですか?」
「辻口さん、それは精神科に対する偏見よ、私が留学していたアメリカでは、歯医者に行くような感覚で、メンタルクリニックに行くのよ」
「メンタル?」
「精神科医院のことよ、お嬢さん。私はアメリカの精神科医の免許も持っているのよ」
「でも、わたし・・・・」
 もしも、学校や友達に知られたときのことを考えると思わず涙目になってしまう。
 一方、猫の目のように心境が変わる夏枝は、早くも別のことを考えていた。このような苦しめ方があるとは思わなかった。ただし、辻口家の娘が精神科医に通ってるなどと、外聞が悪い。それは十分留意しなければならない。
「先輩、くれぐれも外部には」
「わかっているわよ、私は精神科医的な視点って言っただけよ。まったく日本はだめね。さ、診療を始めましょうか、お嬢さん」

 いったん、憮然とした女医だったが、可愛らしい夏枝を見るとすぐに表情が元に戻った。
「ひどい尿意に苦しんでいるのね」
 陽子は女医の言葉を遮るように言った。
「わたしは、おねしょをしたわけじゃ・・・・・ないんですけど」
 ほとんど消え入りそうな声だった。上品な顔を真っ赤にして必死に声帯を震わせる。しかし、後半部はほとんど聞こえなかった。

「わかっているわよ、そうならないように、診療しているんじゃない」
 だが、女医の言葉に隠れて次のような言葉が発されたことを、陽子は知らなかった。

――――何、今晩にはそうなるのよ、陽子。

 ぷるぷると震えて縮こまった娘の影で、そんな悪魔的なことを計画していたのである。だが、彼女が現在考えていることはべつのことだった。
「先輩、直接は診てくれないんですか」
「え? お母さま?」
「そうね ―――」
 女医は意外そうな顔をした。しかし、すぐに満面の笑みを大根頭にはり付けると、こう言い放った。
あそこの処置台に乗ってちょうだい。
「な!?」
 彼女が指さした先には奇妙なものがあった。緑色のベッドに奇妙なアンテナがついている。アンテナにはベルトがついている。
 泌尿器科というキーワードから、そのアンテナが何を意味するのか、鋭敏な陽子には想像することができた。いや、できてしまったと表現するほうが適当だろう。これから、辻口家の三女が辿る運命を検証すれば、優れた知能は人を必ずしも幸福にしない例証になるにちがいない。
 話はかなり脇道にそることになるだろうが、死刑という刑罰がいかに残酷かということは、それが予告された死であるというただひとつのことに尽きる。怖ろしいことを予見できてしまった以上、目的地までの道がいかに救いのないことになるか、容易に想像できるだろう。
 アウシュビッツ行きの囚人たちが目的地について何も知らされていなかったことは、彼らにとって何よりの救いだったにちがいない。
もしも、知っていたら、おとなしく旅を楽しむなどということが、可能なはずがなかった。

 閑話休題。

 今、陽子はその優れた資質によって、怖ろしい未来を予見してしまったのである。

―――お、お母さま、助けて!

 無言のうちに、そして、無意識のうちに、夏枝の背中に逃げていた。
「陽子、先輩に診て貰いなさい」
「ハイ・・・・・・・」
 瀕死の状態まで働かされた挙げ句、ガス室行きを宣告されたユダヤ人のように、美少女は女医の前に出た。

――――まるで、五歳の女の子みたい。可愛らしいわ。

 女医は自分の頬笑ましい想像の中で涎を垂らした。
 陽子にもはや抵抗する気力はない。
 そして、死刑執行のひとことで脂で汚れた唇が震えた。

「さあ、下着を脱いであそこに乗りなさい」

 ベッドの横には、『EX-URO』という文字が書かれている。それは陽子から人格を失わせ、単なるものにしてしまうように思えた、
 女医は、さらなる脅迫の言葉を続ける。
「さあ」
「お母さま!」
 最後の助けと、少女は母親を呼んだ。そのコトバにはふたつの意味が隠されている。ひとつには、ここからいなくなってほしいという意味と、自分の手を握っていてほしいという意味である。
 それを要約すれば目を瞑って手を握っていてほしいということである。ただし、そんな都合のいいことはいえない。
 陽子は整った容貌を不自然に歪めて、おずおずと下着を脱ぎ始めた。

 辻口家の三女が下着を脱ぎ終わると、背後から音もなく現れた看護婦がそれを奪ってしまった。少なくとも、少女からすればそのようにしか受け取れなかった。かなり非難というスパイスが彼女の視線には含まれていたはずである。
 しかしながら、その看護婦はあくまで事務的に行動した。
 少女の肩に触れると抵抗する間も与えずに、座らせてしまった。

「先生 ――」
 そして、スカートを引ん剥いてしまったのである。そして、少女の無理矢理に開かせると、足首をアンテナにそれぞれ皮のベルトで固定してしまったのである。
「ああ・・・・・」
 思わず、可愛らしい顔を両手で隠す陽子。同性とはいえ、3人の視線に局所を晒されているのである。自分ですらまじまじと見ることがない、その文字通り秘所である。それをあられもない姿で晒している。
 それは、少女にとって耐え難い恥辱だった。しかも ――。
「安心してください」
 看護婦の事務的な言葉、まったく抑揚が感じられない電気仕掛けのような声である。ほら吹きの永和子が言っていた機械声がそれに当たるだろうか。彼女は誰も考えないことを空想するのが得意な少女である。近未来には、LPレコードがわずか10センチの円盤に収まってしまうとか、電話を歩きながら使えるとか、夢みたいなことを言っている楽しい友人なのである。
こんな絶体絶命の時には、彼女を思い浮かべるのがいい。
 しかし、彼女になら見られてもいいだろうか。 
 思えば、さいきん、こんなことを言われた。

「ねえ、陽子ちゃん、オナニーって知ってる?」
 もちろん、彼女はこう答えた。
「知らないよ、そんなこと、オナ? だって?」
 思わずうそぶいた少女だったが、性器の周囲を刺激すると快感のような、あるいは、胸をときめかすような、そんな奇妙な感覚が身体に起こることぐらいは知っていた。そして、それが人に知られてはいけないこともわかっていた。

――――永和子ちゃん、助けて!

 気が付くと、椅子に座った小松崎女医が陽子のスカートの中を伺っていた。そして、そのかたわらには夏枝が同じところを覗いていた。
「お、お母さま、み、見ないでください」
「何言っているの、お母さまはあなたのおむつを替えたのよ、お尻の穴まで見てるのよ」
 微笑を浮かべた母親が鬼女に見えた。あんなに優しい聖母のような夏枝は一体何処に行ったというのだろう。
「さあ、調べるわよ・・・・」
 意気揚々と手術用の手袋を嵌める。
 無機質な素材どうしがセックスする。それは、ぎゅぎゅっという音だ。
 わざと恐怖を自分に見せつけているような気がした。その勿体ぶった仕草は、何処か芝居じみていた。まるで、おいたをした子供を躾るために鞭を用意する19世紀の親のように見えた。
ビニール質に覆われた指が少女の局所に触れた。

「ヒイ・・・・」
 思わず声をあげる陽子。とたんに、六つの目が彼女の方向に注視してくる。そこが熱くなって火を噴く。

 次に目を開けたときに驚いたのは、女医がペンライトを看護婦に持たせていたことである。それは、少女の目を潰した後、局所を照らした ―――と思った。当然のことながら、辻口家の三女からは自分の様子がわからない。
だが ――――。
 ただし、女医の興味本位としかいいようがない脂がのった視線を浴びているうちに、自分がいったい、どんな恰好で皿の上に載せられているのか自ずと想像できてしまうのだった。
 そう思うと、少女の上品な造りの鼻がぴくぴくと蠢き、頬がほんのりと上気してしまう。

「今日はここまでにしておきましょうか」

――――終わった。

 安心していながら、今日はという言葉に戦慄を覚えた。これ以上、何をされると言うのだろう。
 少女は、しかし、決心した。

―――もう、この人に診て貰うのは絶対にイヤ!

 これまで、陽子は夏枝の言うことに首を振ったことがない。もちろん、母親が娘を甘やかしてきたことが、それには十分寄与しているだろうが、少女自身の従順な性格が働いていたことも否めない。
 従順ということは依頼心にもつながるから、これを乗り越えようとすることは少女の精神的な成長を意味する可能性もある。
 ただし、出産に女性が非常な苦しみを味わうように、新しいことをするということには必ず苦痛が伴う。
 これから辻口家のお嬢さんが経験しようとする痛み。
 それは、この時、誰も想像しえない。
 ただ、そんな決意をした少女に意味ありげな微笑をぶつけてきたものがいる。それは看護婦だった。完全に生きる機械を自称してきた彼女が、はじめて見せた表情は陽子に何を訴えようと、あるいは、示そうとしているのだろうか。
 全く、読めない。
 英語や数学の教科書に当たるのとはまったく違う。
 どうやら看護婦が与えた答案用紙には、普段の彼女が渡される丸だらけとはならないようだった。
ただ、うすうすとわかったのは、それが胸を張り裂けそうな恐怖を暗示しているだろう、ということだった。






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