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主人公はu15の少女たち。 主な内容はいじめ文学。このサイトはアダルトコンテンツを含みます。18歳以下はただちに退去してください。
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『由加里 15』
 「由加里!どうしたの!?」
「ママ・・・・・・」
春子は、娘の顔を両手で包んだ。そして、その顔を眺める。由加里は、思わず目をそらす。
「由加里ぃ!」
「か、母さん・・・・・あ!ああああっっぁあああ!!」
 由加里は、いきなり、母の胸に飛び込むと号泣をはじめた。
しかし、ひとしきり泣くと寝付いてしまった。

 「一体!由加里に何があったっていうの!!」
「母さん、そんなに興奮しないで」
 冴子は、母親の肩をそっと叩いた。感情を抑えるために、話題をそらそうとする。
「郁美はどうしたの」
「・・・・・・・お父さんとご飯食べてるわ」
「母さん、そんなに運転上手くないんだから、気を付けないと」
「そんなこと、まったく、頭になかったわ」

  春子は、寝付いてしまった娘を抱き上げると、冴子を促して、一緒にベッドまで連れて行った。由加里は、泣きすぎると寝てしまう癖があるのだ。その時、春子は本来なら、見てはならない物体を見てしまった。西宮家においては、本体どころか、カタログすら存在を認められない代物である。
 
 「冴子、あれ!どうしたの」
「え?ギターだよ、バンドはじめたんだよ」
 唖然とする冴子。
「お父さんが知ったらただじゃすまないわよ」
「国立の医学部に現役で入って、なお文句言うのかな?」
「それもそうね・・・・・・・・それよりも由加里のこと、一体、何があったの」
「わからない。何も言わないんだ、ただツライって」
 冴子は携帯で連絡を受けて、直で、車を飛ばしてきたのだ。1時間30分はかかるところを1時間で到着してしまった。道路は好き具合があるとはいえ、異常であることにかわりはない。

 このとき、妹が成績で悩んでいるなどと、安易に言ったら、すぐに春子は見抜いていただろう。

 「こう見えて、プライドの高い子だからねえ」
春子は、おとなしげな娘の寝顔を撫でながら言った。
「・・・・・・ねえ、母さんはもう食べたの、台所行こう」
「うん」

「母さん、憶えてる?はじめて出会ったときのこと」
「憶えてるわよ、この世でこんなに可愛らしい女の子がいるのかと思ったわ」
春子は目を閉じて笑った。
  「ふふっ」
 ――――思い出したように笑う二人。
 この間に、起こった空白は、二人、そして、父である和之の間でしか理解しあえない間合いである。
 「眉間に、ピザを投げつけられたわね」
「私は母親がいながら、母親っていうものを知らなかったのよ、だから突然、母親が現れても対応できなかったのね」

 「お前を家から出したのは今でも後悔してる。9年間、そう9年間も出会えなかった時間があるのに、そのぶんだけ一緒に暮らしたかった――――なんてね」
冴子は、舌を出して見せると、立ち上がった。そして、おもむろに、寝室に向かった。
帰ってくると、なんとギターを手にしていた。

 「あんたがギターとはね、音楽をあんなに嫌っていた、お前が」
「え?母さん?!」
冴子は驚きを隠せなかった。冴子の右手が音楽を奏で始めたからだ。その手つきは、あきらかに手慣れた動きだった。
「禁じられた遊びとは・・・・・」
「手は憶えているみたいね、あんたたちが異常に、音楽を嫌うから、やれる機会がなかったのよ」
「この曲はどう、最近、聞いた曲なんだけど名前がわからないの」
「・・・・!?」
 
 その時、春子は怒りに身を震わせた娘を目撃した。
「やめてよ!あんな女の曲なんて聴きたくない!」
「そうなんだ・・・・・・・・」
春子は、すべてを理解した顔で、娘の顔に手を持っていった。
「・・・・・!?やめてよ、もう19歳よ!」
「幾つになっても、娘は娘よ!」
先ほど、由加里にやったほうに両手で娘の顔をすっぽりと包み込んだ。
「由加里のプライドの高さは、お前とそっくり」
「ただし、直情径行すぎるって言うんでしょう」
「あははは、当たり!」
 
 そのとき、由加里がやってきた。
「もう、由加里ったら、あんたのせいでお腹スキスキよ」
春子は、内心の不安を隠すような言葉を述べた。
「ごめん」
 既に涙は乾ききったようだ。もちろん、切り裂かれた心が元に戻ることはないが、家族の愛情に接して小康を得たようだ。
 しかし、愛情が、温かいと感じられれば、感じるほど、教室での煉獄の冷たさを実感してしまうのだった。
「ほら、また暗い顔する。ママはあなたの笑顔が何よりも好きよ」
「うん」
励ますことがいけないことは、わかってはいるが、どうしてもそうしてしまう春子だった。
 

 一方、海崎家では、百合絵による音楽修行が、ようやく終わりを告げていた。
「疲れた・・・・・これじゃ3時間走らされた方がましだよ」
時計を見るとすでに午後10時を過ぎている。
「私なんて、週に二回よ。それもママの気まぐれで・・・・・・」
「百合絵ママ、仕事が不規則だもんな、暇なときでは、学校がある日でも旅行に行くって言い出すしな」
 それには、はるかも恵みを得ているのだ。百合絵には、海外にすら連れて行ってもらったこともある。それには、照美が入っていないときすらあった。
 「今回は、あんたと行きたいの」の一言ですべてが決まる。誰も、その強引さには二の句が次げない。
 「ウウウウ・・・これじゃ、ゲームやる気力もない」
 「ゲームの音楽すら不快よ、でもさ、クラシックの奴らってこれを乗り越えてやっとプロになるんだろ?考えられないよ」
 「こんなものじゃないっておばあちゃんが言ってた。だって、ママは、元クラシックのソロだったんだもん」
 
 照美も、心底疲れたという様子で、枕に顔を埋めた。奇麗な顔が形無しである。
「あした、あいつをいじめて楽しまない」
思い出したように言い出した照美。頭の中には、憎い由加里がヒイヒイ言って泣いている姿が去来している。
「あした?土曜じゃないか」
照美は、何かを押し出すように笑った。
「だから、呼び出すのよ」
「何処に?」
「ここに」
「しかし、いい加減テニス部の連中も黙っていないだろう?」

――――何を言っているの?という顔をする照美。
「そうやって、あの人たちのストレスを貯めていくのよ。そうすれば、回り回って、あいつを追い込むことになるわ。それに、ミチルとのこともあるし」
「ミチルちゃん!?」
はるかは、もちろん幼いときから、ミチルのことは知っている。いや姉妹と言ってもいい仲だ。
 
 「あの子、何故かあいつのこと聞いてくるのよ、探りを入れてくるって言っても良いわ」
「まさか、背後に高田がいるとは思わないが」
「それはないわ。何か、あいつを庇っているように思えるのよ」
「だって、先頭を切って、いじめているんじゃないのか?たしか飼育係だったよな」
「とにかく、呼び出すの、ママは仕事でいないし」
 
 はるかは、この広い家の中で、由加里をいじめることを思い浮かべた。いくらでも好きなことができそうだ。しかし、彼女は、自分でも気づかないうちに、由加里いじめに、自分が浸っていくのを感じて戦いた。
―――私たち、とんでもない泥沼にはまっていくのではないか?

 「ぴあのと有紀も呼ぶわよ、当然、あれもしたいし、これもしたい」

ウキウキしながら、踊っている親友を見ながら、ひとりだけ闇黒の世界に残されているような気してならなかった。
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