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『由加里 91』

「ねえ、郁子ちゃんでしょう、私、海崎照美って言うんだけど」
「・・・・・」
 支払いを済ませた照美は、喫茶を出るなり由加里の妹に声をかけた。しかし、少女は黒目がちな瞳を微動だにせずに不審そうな視線を送ってくるだけだ。
「郁子ちゃん」
「お姉さん、どうしてあたしの名前、知っているの?」
「西宮さん、冴子さんに教えてもらったの」
「冴子姉さん?冴子姉さんと知り合いなの?」
「そうよ、私、冴子姉さんのバンドの関係者なの」
「かんけいしゃ?」
「友だちなの」

 妹や弟がいない照美にとって、小学生の扱いは苦手だ。というよりも、経験がない。何故だか、由加里ルートを通じて自己紹介するのはマイナスのような気がした。
 照美は、何かの小説で知った会話を思い抱いた。筋も全く憶えていない、いや、題名すら記憶の網にかかっていない作品だが、何故か、その台詞だけは残っていた。
「郁子ちゃん、お姉さんと付き合わない?」
「お姉さん、キレイだね」
 「それはわかってるからさ・・・・・・」
「あたしを誘拐してもだめよ。みんな、あたしのためにお金を払おうとしないから、それでもいいなら、一緒するよ」
「え?」
 由加里の妹に、照美は何かひっかかるものを感じていた。具体的には摑み切れていないが、二人の姉とは違う別種の衣服を着ていると思ったのだ。
「じゃあ、誘拐に付き合いなさい」
「何処に行くの?喫茶店はいいから」
 扱いにくい子だとは思いながら、自分がほとんど子供を扱ったことがないことに気付いた。しかし、電灯がつくように面白い試みを思い付いた。
「ねえ、郁子ちゃん、友だちを見舞いたいんだけど」
「お姉さんの友だち?」
「友だちって言うより、クラスメートね。先生に言われているのよ」
「ふうん、あ、もしかして、由加里姉さんのこと?」
 その固有名詞を口にしたとき、少女の顔色が変わった。それを照美は見逃さなかった。
「お姉さんは、由加里姉さんの友だちなの?」
「だから言ったでしょう。先生に言われて仕方なく来たって」
「じゃあ、あたし、帰る」
 
 郁子は思い詰めたような顔で言った。
 美少女は、考えた末に小学生用の言葉を思い出した。
「わかった、郁子ちゃんは、お姉さんと喧嘩したのね」
「喧嘩なんかしてないよ、ただ・・・・・」
 二人が微妙な関係であることを、照美は察知していたが、それが確信に変わった。これは由加里をいじめるいい道具が手に入りそうだ。しかし、ここで焦ってはいけないとも思った。
「話してごらんよ、立ち話も何だから、喫茶がいやなら病院の外に行こうよ」
「うん・・・・・」
 時計を見ると午後四時になろうとしている。小学生が自由にできる時間は残り少ないだろう。はやく、この少女から情報を聞き出さねばならない。いや、それよりも、彼女を間諜とすべく見えざる主従関係を構築する必要があった。
 痺れを切らすどころか、向こうから握手を求めてきた。
「ねえ、お姉さん・・・」
「何?郁子ちゃん」
 ためらいがちに少女は口を開く。
「カラオケいい?」
「いいわよ、歌を歌うの好きなの?」
 病院を出て、すこしばかり赤みをおびた太陽に照らされて、小学生の頬は血に濡れているように見えた。躊躇うことなしに、一気に捲し立てる。
 
「郁子は好きだけど、カラオケには行かせもらえないの、お金出してくれない。他のことならいいけど、カラオケは駄目だって、パパが言うのよ」
「そうなんだ、じゃ、行こうか」
 「お姉さん?!」
 突如として手を摑まれた郁子はぎょっとなった。しかし、昔の懐かしい思い出が蘇ってきて、涙が浮かんできた。
 照美は、もちろん、目敏くそれが見抜いていた。しかし、少女の深い思いまで読み取っていたわけではない。ただ、由加里とうまくいっていないことだけは何となくわかった。これを利用しない手はない。

 しかも、向こう側から手を指しだしてくるではないか。それとなく由加里のことを訊いてきた。
「学校で、由加里お姉さん、どんな感じ?」
 もちろん、そのまま言うわけにはいかない。
「普通だよ」
「お姉さんはどう思っているの?」
 いちばん、答えにくい問いではある。先ほどの物言いで、ニュアンスを捉えているか。いや、意識的にせよ、無意識にせよ、理解しているからついてくるのだろう。
 こちらから探りを入れてみる。
「家ではどうなの、と言っても入院する前だけど」
「とても、冷たくなったわ。郁子のこと、嫌いみたい」
 そう言うからには、当たり前のことだが、姉に対して愛着が残っているわけだ。あからさまに、由加里を悪し様に言うわけにはいかないということだ。
「宿題、見てくれなかったりするの、前は笑って教えてくれたのに」
「ふうん」
 照美は、携帯を弄っていた。かけている番号は由加里宛だ。
「ごめんね、友だちに用があるの・・あ、かかったわ、あ、はるか、照美だけど。あなたのだいしんゆうの照美よ・・・ふふ、ねえ、英語の宿題で、これわからないのね、教えてよ!Leave the call! どういう意味だっけ?これ、Leave the call!これよ、Leave the call!・・・・・・・あ、そういう意味なんだ、ありがとう!!」

 携帯の相手は言うまでもなく、はるかではなくて、由加里である。そして、英語の意味は「電話かけたままにしろ」という程の意味だ。
 小学生である郁子はいざ知らず、その意味を知的な美少女が理解できないはずがない。声が照美であることは、一瞬のうちに理解した。あの怖ろしい、少女をひと声で地獄に叩き落とす声色を忘れるはずがない。
 この手のシナリオめいたいじめははるかの領分だったはずだが、照美は照美で残酷さに磨きをかけるべく親友に倣ったらしい。
 しかし、今はそんなことを分析している場合ではない。
ベッドに寝ている由加里の耳に響いてきたのは、照美のみならず、なんと、可愛い妹である郁子の声だったのである。
「ウ・ウ・・・!?」
 とたんに、下半身を戒める仕掛けが騒ぎ出した。精神的なショックが股間を直撃したのだろう。

 ここで、疑問が生じるだろう。由加里の性器を監禁しているのは、似鳥可南子が米国から直輸入した特注品ではない。
 単に、照美に卵を挿入されているにすぎない。
 ならば、照美がいなくなった今、どうして、取り去ろうとしなかったのだろう。
 逆に言えば、それこそ、知的な美少女が精神的にも、そして、肉体的にも奴隷に堕ちた証拠だろう。
「アグ・・あ、え?どうして、郁子の声が、海崎さんの携帯から聞こえてくるの?」
 由加里は正気に戻った。官能の責めに絶えず下半身を苛まれていながら、郁子の像が脳裏を過ぎっては、脳内麻薬の海に溺れているわけにはいかないのである。
 頭が熱くなっていくのを感じる。脳、そのものが電子レンジで温められているようだ。だが、その熱に浮かれている場合ではない。
 妹と照美の声が交差する。

「ふうん、お姉さん、郁子ちゃんのこといじめるんだ」
「そうだよ、ひどいことするの」
・・・・・・郁子に何をするつもりなの?いや、郁子をまさか引きこむつもりなの?
 後者が正解だと思われた。金江礼子や高田あみるのように、弱い者に無差別な悪意を向ける照美ではないからだ。
 自然と出てきた解答に、由加里は唖然とした。
・・・・・自分さえ犠牲になれば、みんなが幸せになるって言うの?
 自分の未来が黒で塗り固められるのを感じながら、まったく介入できずに、二人の会話を聞くことしかできない。
 そうと分かっていても、泣き声を張り上げざるを得ないのは、人間の悲しい性というところだろうか。
いかに泣き叫ぼうとも、照美は、携帯を手にとっていないのだから、自分の声が届くはずがない。
「海崎さん、海崎さん!お願い、郁子に手を出さないで!」
 二人の会話は続く。郁子が由加里からひどい仕打ちをされているという内容で、耳を覆いたくなるような内容だ。とうぜんのことだが、知的な美少女には身に覚えがない。だが、一方、照美が強制して演技させているとも思えない。あの子にそんな演技力があるはずがないのだ。

・・・・・そんなにお姉さんのことが嫌いなの?

 涙が自然と頬を伝うが。そんなことは全く気にならない。自分が信じてきたものが、いとも簡単に崩れていく姿を見せつけられて、しかも、学校だけでなくて家庭のそれまでが、無惨に廃墟と化すのを目の当たりにして、由加里は慟哭せざるを得なかった。
 二人以外の声が聞こえるが、そんなものは涙に暮れる少女の耳に入るはずがない。だが、聞き慣れた曲の前奏が始まったとたんに、意識を取り戻した。冷や水をかけられたような気がする。
 冴子が組んでいたバンド、Assenble night の楽曲である。照美がやけに曲に溶け込んでいる。いかに雑音に妨害されていてもよくわかる。それがシャクだった。彼女のよく通るヴォーカルは機械的な雑音などものともしないようだ。
 それが姉と照美が手を繋いでいるように見えて、由加里はなんと言えない孤独感に身を焼かれるのを感じている。
 いや、それだけではない、あの悪魔は郁子さえ自分の領域に引き入れようとしている。冴子が、そうやすやすと 手玉に取られるとは考えにくいが、あの郁子なら、いとも簡単に味方に引き入れられてしまうだろう。
思い返せば、いじめられるようになって妹に辛く当たることが多くなったと思う。しかし、姉を裏切らせるようなひといまねを彼女にしただろうか。
 首を捻るばかりだ。
「もうーいや!」
 思わず、由加里は携帯を閉じようとしてしまった。しかし、奴隷の身では主人の命令は絶対だ。立っていろと言い渡されれば、雨が降ろうと槍が降ろうともそのままの姿勢を維持しなければならない。少女は見えない鎖に繋がれているのだ。身も心も照美に奪われて、身動きひとつままならない。
 例え、彼女が側にいないとわかっているにも係わらず、常に監視されているような気がする。
 あの人間とは思えない美貌が自分を嘲笑っているのだ。完全に我慢の限界を超えている。これでは、古代の奴隷よろしく、常にご主人様の足下に控えて、どんな命令でも謹んで実行する薄汚い雌犬でいたほうがどれほど楽か。
「ウウ・ウ・ウ・・」
 ガサっというゴキブリが騒ぐ音とともに、社会のノートが落ちる。ゆららが懇切丁寧に黒板の板書を書き写してくれたものだ。たまたま目に入った赤い文字。
 人権・・・・性差、年齢、民族、の別にかかわらず、万民に平等に付与されたもの。
「そんなの嘘じゃない!?嘘の人権ならないほうがまし!いい加減にしてよ!海崎さん!もう、どうにでもして!これじゃ、蛇の生殺しじゃない!?」

 由加里は、慟哭しようとしたが、ここは静寂であるべき病院、それを呑みこもうとする。徹底的に圧縮された哀しみは、いったんは喉を通るが、胃に届く前に逆流して再び口元に戻ってくる。
 嘔吐しそうになった。
「ウ・ウ・ウウ・・ウうう?!気持ち悪い・・・うう」
「あら、あら、西宮さん」
 あまりに、由加里が声を出すので看護婦が顔を出した。
「・・・・・!?」
 悪魔を視る目を向ける。何となれば、身体の清拭等のときに、彼女は常に嫌みを言うようになっていたからだ。
 由加里のことは看護婦仲間で有名になっているのは知っている。
だから、少女の性に関することが嫌みのネタになっている。しかし、今度ばかりは、少女は脳髄を土足で踏まれたような気がした。
 看護婦は苦しむ知的な美少女の耳元に、そっと、悪魔の囁きを吹きかけた。
「あーら、妊娠でもしたのかしら?」






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