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『兇状もちの少女、あるいは犬~保健所2』

 時計は青井みずなが閉じ込められている檻からもみえている。それは午後1時55分を示している。それはあたかも彼女を見下ろしているようだ。銀色の枠に黒塗り、という実にシンプルなデザインである。
しかし、時計だけがそうしているのではない。
彼女に鼻の孔を恥ずかしげもなく見せつけているのは、所長らしき男と田沼という若い部下である。なぜか、桐原桃子という、もうひとりの部下がいない。その事実は少女の心を寒くするのに十分だった。
 午後2時を針が示したところで、ドアが開いて二人の男が入ってきた。二人ともみずなが知らない男である。
「司法省から新しい人が来られると聞いたのですか、あなたにまた代わったのですね、新沼さん」
 司法省という言葉にみずなは心から驚愕した。自分がもののように葬る、まさに死神のように思えたからだ。一見するとハンサムなエリートという風貌だが、何かよくできた蝋人形のような印象を普段の彼女ならば受けるだろうが、今の少女にそんな余裕はない。ただ、打ち震えるだけである。
 その前に家族との面会が待っていると聞いた。
 家族とは誰のことだろうかと、みずなは訝しく思っていた。ここはあきらかに今まで彼女が住んでいた2013年ではない。この部屋に貼ってあるカレンダーをみれば一目瞭然だが1979年なのである。それも携帯電話が散見されることから、時間移動したわけでもないらしい。
 所長は役人に断って携帯を取り出した。
「まだ、家族は来ないのか?」
 本当ならば会ってみたいが、そうすれば自分がごみのように打ち捨てられる時間が早まるだけだ。巨大な焼却炉に放り込まれる自分の躯を想像するだけに身の毛が震える。あまりにも惨めではないか。そう思うと涙が出てくる、と言いたいところだが、嗚咽はいくらでも迸るのだが一粒も涙はこぼれてこない。どうしたことだろう。本来ならば人一倍涙もろい性質なので、このような状況に置かれれば、視力が奪われるほど泣きじゃくっていてもおかしくない。
教室でいじめられていたときには毎日のように涙が顎を伝っていた。自分のそのような有様をいじめっ子たちが付けあがることはわかっていたが、あまりの悲しさのために押しとどめることはできなかった。
 いま、それほどまでに追い詰められている少女を何人もの大人たちが見下ろしている。そんなに見ないでほしい。その目、目は、教室における、かつてのクラスメートたちの好奇心と嗜虐、それから、これが一番つらかったのだが、ほんの少しの同情、それらが入り混じった視線とは全く違う。あきらかにみずなを人間だとおもっていない、ほんとうに自分を犬としか見なしていないようだ。じっさい、彼らの目はそのように見えているのだろう。その点においては、教室にいるよりも楽だが、その代わりに同胞を殺された怒りの気持ちが溢れている。早く殺したい、そう少女を告発している。
 教室では少なくとも命の危険は感じなかった。しかし、今はちがう。ひしひしと死の刃物が全身に突き刺さってくる。しかも、その刃物は手術で外科医が使うような清潔なものではなく感染症を引き起こしそうな細菌やらウィルスに塗れているのだ。
「もう、約束の時間は30分も過ぎているのだぞ?いったい、何をやってるのだ?田沼?」
「さあ、犬一匹まともに躾けられない人たちのことですから、時間にもいい加減なのでしょう」
 死の寸前まで追い込まれていながら、少女は霧消に腹が立ってくるのを感じた。いじめによって加害者を殺すまでに追い詰められていたのに、それに気づかずに放置した家族はやはり家族だ。この人たちに非難する権利があるとは思えない。
 それにしても、だ。自分、ようするにこの犬はどんな罪で殺処分になるというのだろう。そもそも犬にむかって言葉は通じない、少なくとも彼らはそう思っている、ゆえに、判決を下すことなどもとより無意味だ。
 とはいえ、この犬が何をやったのか知りたい。
 それは田沼という若い職員が教えてくれた。
「この犬って少女をかみ殺したんですよね」
「そう、葬式の席に乱入してある一人の少女に飛びついたらしいです」
「私は記憶力には自信があって、一度目にしたものは忘れないんですよ、確か諏訪良子という名前だったと思います」と司法省の役人。
 どうやら殺した相手はかつて自分がいた世界と同じらしい。しかし、問題なのはいったい誰の葬式の席だった、か、ということだ。
 それがわからないままに時間が過ぎて三時となった。それはあらかじめ所長が宣言していた、死刑執行ならぬ、ごみの焼却処分の時間である。

 ちょうどその時、ドアが開いて桐原桃子とともに「家族」が入ってきた。
「・・・・・・・・・・・・・?!」
 見まごうはずがない。先頭にいるのは彼女の母親である。彼女の容姿以前に愛用しているコロンの匂いが懐かしい記憶を呼び起こす。誰が間違えるものか、幼いころから親しんできた香なのだ。
 少女は焦燥に駆られて思わず彼らに飛びつこうとしたが、古い漫画のように鉄格子が折れるわけでもなく、したたかに全身を打ち付けて無駄に痛い目に合うだけだった。骨の何本かに罅が入り、筋肉繊維の何本かが切断されたような気がする。もともと体育会系であり、剣道部に属していた少女ならばその辺のことはわが身のことならば経験もありよくわかる。
 しかし、近づいてきた家族は、母親をはじめとして自分を冷たい目で見下ろしているだけだった。少女は吠えた。ひたすらに吠える。
「私よ、みずなよ!ママ、あなたが付けてくれた名前でしょ!お願い、助けて!どうしてそんな冷たい目でみるの?!」
 母親の第一声が彼女をさらに絶望のどん底に突き落とした。
「この犬はうちのカコではありません。何処かよその犬でしょう」
 カコ?その名前はどこかで聞いた名前だが、そのゆえんついて思いだす余裕があるはずがなかった。自分はみずな、あおいみずなって小学校の上履きに2年まで名前を書いてくれたでしょ?
 しかし、母親もほかの大人同様、いや、そばにいる妹たちも自分を姉だとは認識してくれない。いや、自分たちがかつて飼っていた犬とは認識してくれない。なんということだろう。この世界では自分がもともと人間ではなく犬だったのか、いや、ちがう。母親はカコと言ったはずだ。みずなはどこか別の場所にいるに決まっている。
 いや、みずなはここにいるのだ。おねがいだから気づいて。そんなに自分のことが嫌いだったのか。だから、あれほど追い詰められていたのに見て見ぬふりをしたの?そんなにどうでもよかったの?
 みずなが吠えている間。
 所長と母親が話し合いをしていた。
 「よくいるんですよ、あなたみたいな飼い主がね。社会に損害を与えておきながら、自分が飼っていた犬じゃないって、誤魔化してね。さすがにいくら害悪極まりない存在になったといっても、飼い犬ですからね、それは可愛いでしょう。それはわかりますよ。だけど、飼い主さん、自分のお子さんが犬にかみ殺されてごらんなさい。それでもあなた、そんなことが言えますか?」
「所長、飼い主の捺印がなければ殺処分は実行できません。裁判所に申請するより他にありませんな」と役人が帰ろうとしたときだ。叫び声が部屋の外から響いた。
「逃げ出したぞ、犬が逃げた。捕まえてくれ!」
 声の調子からただの犬が逃げたのではないことは、みなにも伝わったらしい。獣医である桃子が外に飛び出した。そして、ほどなく彼女は犬を部屋に連れ込んできた。その犬を見た瞬間に少女は既視感を覚えた。たしかに知らない犬ではない。だが、何処でであったのだろう。詳しい情報はどう頭を捻っても思い出せない。
 この部屋にはまさにカオスの極みがあった。誰も収拾することをあきらめたところに、それをひっくり返すような大声が響き渡った。それはみずなの母親の声だ。
「カコ!カコ!カコ!会いたかったわよ!!」
 彼女は、かつてみずなを含めた、自分の子供たちにやったようにカコなる白い犬に抱きついた。彼女には二人の妹がいるために、そういう映像はいやというほど記憶の保管庫に残っているのだ。
 その映像とあまりにも酷似している場面が展開されつつある。
 「いったい、どういうことだ、田沼、記録はお前が担当だろう。単なる保護用の犬とまちがえたのか?!」
 所長に怒鳴られて怯える田沼はただ強縮するだけだった。
 彼以上に混乱しているのはみずなの方である。
「はやく保護用の檻に連れて行きなさい、たしか新しい飼い主が予約済みだったな」と支所長は桃子に命じた。
 哀れにも白い犬は何もわからないままに、今の今まで少女が押し込められていた檻に放り込まれた。
「え!?」
 その犬が振り返って、少女と目が合った瞬間に、そこには自分にそっくりな女の子が裸のままで檻の中で泣きじゃくっているではないか。しかし、そうみえたのも一瞬のことですぐに元の白い犬に戻ってしまった。
 もしかしたら、自分はあの白い犬にそっくりなのだろうか?とてもかわいい容貌をしている。毛並はかなりきれいで、犬のブランドに詳しくない少女にはわからないが、すくなくとも雑種ではないことぐらいはわかる。
 あの犬は自分の代わりに殺されてしまうのだろうか?そう思うとやり切れないが、少女はさんざん痛めつけられた挙句に爛れきった心の持っていき場所を求めていた。いきなりその場所が歩いてやってきたのである。
 廊下に出てふたりきりになると、みずなは桃子に抱きついた。
「待ちなさい、まだ家には連れていけないのよ」
「ェ・・・エエ?!」
 そういって、桃子はなんと少女の性器に手を持って行ったのである。そして、柔らかな手つきで、クリトリスや小陰脚、あるいは、そのあたりを撫で始めた。まるで、それが犬に対して人間がかわいがるために、頭部や顎やその他、全身を撫でるようなごく自然で当たり前の動きだったので、それは彼女じしんが犬に対してやったこともある行為だったが、少女は拒絶する機会を失ってしまった。
 彼女の指はさらに奥に入ろうとしたが、人が来たのでやめてしまった。
 桃子と誰かは何やらやりとりをはじめたが、それはまったく少女の耳に入ってこなかった。なんとなれば無意識のうちに刺戟を、あれほど恥ずかしい仕打ちを身体が求めたからだ。同じようなことは諏訪良子や伊豆頼子たちによって、教室で幾度となく繰り返されたので、回数は覚えていないほどである。
 少女は廊下にできた水滴を見てショックを受けた。まるで失禁したように局所が濡れそぼっているのが、改めて見なくてもわかる。こんな恥ずかしい状況をみても、桃子の話し相手はまったく意に介さない。まるで犬ならば当たり前だといわんばかりだ。
 その相手にいつさよならしたのか覚えていないが、いつのまにか相手はいなくなっていた。
いざ、自分が本当に四つん這いになって、首輪につないだ紐に桃子によって引かれている様子を、大きな壁にはめ込まれた鏡によって確認したとたんに、想像の中で大粒の涙を流した。
だが、哀れにも犬は涙を流すことができないのだ。
幼稚園ぐらいのときに動物園に行った際に大人に聞いたことがある。
「どうぶつはかなしくなんかならないんだね。だって、こんなおりにとじめられてもないてないもん。みずながとじこめられたらきっとなくよ」
みずなは過去の自分に向かって、いや、ここからは完全に異世界のようだが、その世界の過去に向かって言った。
「違うよ、みずなちゃん、動物だって悲しくなることはあって実際に泣くのよ、だけど、外にじゃなくて中に流すの、それが動物の泣き方なの。覚えておいてね」
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