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『由加里 21』

 夜のしじまに、一つの果実がなった。それが腐って落ちるか、貴人に食べられるかは、果実しだい。

 「痛かったですか?西宮先輩」
「全然、痛くなかったよ、貴子ちゃんが教えてくれた方法が、よかった」
「・・・・・・・」
小池貴子と高島ミチルは目を合わせた。
「でも、惨めだよね。こんなことまでしなきゃいけないなんて・・・・・」
由加里は、顔を自らの膝に埋めると、泣き出した。
 由加里の目には、その日の昼間のことが、鮮やかに復活していた。

 「さあ、はじめようか?ねえ高島、小池、今日の出し物は何かしら?」
高田の冷たい声が、部室に響き渡る。彼女の目は、肉食獣に特有の目つきをしている。獲物にぎらぎらした目つきを向ける。しかし、それは、高田だけではない。3年生の一部、2年、1年のほぼ全員が、そういう目つきを由加里に向けていた。

 「平家物語、安宅の関です」
安宅の席とは、平家物語の1シーンである。兄である頼朝に疎んじられた義経は弁慶たち一行と、逃避行をはじめる。
 しかし、安宅の関という関所で、責任者である富樫に止められてしまう。そこで。機転を利かせたのが、弁慶だった。彼は、巻物を広げると勧進帳を読み上げる。結果、疑いは晴れて、一行は歩を進めることが許される。しかし、めざとい富樫は、義経を見破ってしまう。そこで、弁慶はさらに機転を利かせて、義経を打ち据える・・・・・・といった物語である。
 その物語を予め、高田は、改編してミチルたちに渡していた。それをあたかもミチルと貴子が、考えたかのように画策したのである。
 
 「ねえ、はじめてよ、はやく視たいよ」
「そうだね、はやくはじめな」
 少女たちは、ポテチをかじりながら言う。まるで映画鑑賞のつもりなのである。
 「はい・・」
ミチルと貴子、それに由加里は、舞台の上に立った。もちろん、テニス部の部室に舞台なぞ、あるわけはないので、マットで代用される。
 
 配役は、富樫が、貴子、弁慶がミチル。そして、当然のことながら、義経は由加里・・・・・である。
 「お前たちは、義経一行ではないのか?」
 富樫こと、貴子は高らかに言う。ちなみに、彼女は、演劇をやっている。しかし、似鳥ぴあのなどと違って、民間の児童演劇機関で、本格的にやっている。
「いえ、私たちは、単に見せ物をやっている芝居一座です、ちなみにここにいるのは、ユカリといいますが、ストリップ踊りをやっています、さあ、あなたの好きな踊りをやりなさい。この娘は、自分のはずかしい姿を見られるのが好きなのです」
 
 「・・・・・」
由加里こと、義経は、震えながら下着姿になると、舞台に立った。そして、いかにも性的なアピールを主題としたダンスを披露した。
 「ここに、男子がいないのが、変態の由加里ちゃんには残念ね」
 「本当、今度連れてこようか、あははははは」
 由加里は、長い睫を涙に濡らして、やっと踊り終えた。全身からは、汗が流れている。終わった後で、迎えられたのは、嘲笑に満ちた拍手だった。しかし、芝居はここで終わりでは・・・・・ない。
 
 弁慶と義経は立ち上がり、関を去ろうとするが、めざとい富樫は義経の正体をついに見破ってしまう。
 「おい、お前は義経であろう!」
「いや、義経などではござらん、うううむ!おい、ユカリ!おのれのせいで、待ちぼうけを喰わされたではないか!!」
 烈火のごとく怒り狂った弁慶は、義経を殴りはじめた。
  「ヒイ!」
 哀れな声を上げる義経に、弁慶は情け容赦のない暴力を加える。殴ったり、蹴ったり、しまいには、舞台の外へと転がってしまった。
「待たれよ」と富樫。
 「もうよい、そなたは義経ではないのだろう、行かれるがいい」
一行は、関を出られることになる。しかし・・・・・・・ここで終わらなかった。
 高田が、由加里を睨みつけたのである。
「・・・・・」
すこしだけ、ためらうとミチルに懇願をはじめた。
「いやです!弁慶さまあ、もっと、ぶってくださーい、きもちいいの!もっと!ぶって!!」
「・・・・・・」

 ミチルは、少しだけ間を置いたのちに、先ほどよりも激しい暴力を加えはじめた。
激しく転げ回るユカリ。それを追いかけて、殴る蹴るの暴行を続けるミチル。後輩に、いじめられる先輩という絵は、非常に観客を喜ばせた。
 やがて、息が続かなくなるとミチルは、暴行を止めた。激しく泣き続ける由加里。
「なんで、泣いているのよ!いじめられて気持いいんでしょう?変態!」
「泣くフリなんて、止めてくださいよ!みんな知って居るンですからね、西宮先輩がいじめられて悦ぶヘンタイっだってこと!!」
「あははははは!いやだあ!」
 一年生にまで、嘲りを受ける由加里。
  
 やがて、三人が舞台に揃って立った。しかるのちに、深々と頭を下げる。すると、割れんばかりの拍手が巻き起こった。由加里は、自分のからだが押し潰されんばかりに圧力を感じた。とても、痛かった。とても、悲しかった。しかし、それだけではなかった。
    
 ミチルと貴子から何かを感じた。
 
 とたんに、由加里は申しわけない気持に襲われた。二人の後輩たちは、精一杯、自分のからだを張って守ってくれている。そんなことを思うと、熱い涙が目尻を伝って顎へと、落ちていくのだった。
 
 「後かたづけお願いね」
「ハイ・・・・・・」
 ぼろぼろの由加里は、力無く答える。
 ぞろぞろと部室を後にする部員たち。そんな中で、ミチルは何事か耳元で囁いた。
「何してるのよ、高島、行くよ」
「はい、先輩」
 ミチルと由加里は目で合図した。

 それから、部屋の後かたづけには30分ほどかかった。ラケット等の道具を磨くことだけでなく、観客たちが食べちらかしたお菓子のゴミなどが散乱していたからである。
 ちなみに、ポテチの残りかすを、由加里は食べさせられた。
 「西宮先輩、ご褒美ですよ」と頭からかけられたのである。しかも、床に散らかったかすを、犬のように食べるように命じられた。これは、高田も期待していなかった展開だったが、存分に楽しんだ。
 
 由加里は、惨めにも、後輩の命令で、よつんばいにさせられると、ポテチに口をつけたのである。
「似合ってますよ、西宮先輩!まるで犬みたい!あははは」
その子は、かつて由加里がかなり面倒を見てあげた子である。小学校時代、いじめられて孤立していた過去を持つ、彼女は、中学にあがってもなかなか友達ができなかった。それはテニス部に入っても同じことだった。
 そんな中、手をさしのべたのが由加里だった。他の新入生に口を聞いて、友達になるように薦めたのである。しかも、気を遣って、少女の見えないところで、それをやった。だから、少女はそれを知らないはずである。
 しかし・・・・。
「・・・・」

 由加里は、ふとその少女の顔を見た。
「何してるんです?!西宮先輩!そっちにエサが残ってますよ!アフリカでは飢えている子がいっぱいいるってゆうのに、先輩なんかが、こんな贅沢なものを残していいですカネ!」
「ハイ・・・・・・」
 由加里は、恥辱の中、残ったかすに口を持って行った、涙が止まらなかった。
 このときばかりは、ミチルと貴子は何もできなかった。ただ、目をそらすことぐらいしか・・・・見ないことだけが、由加里にしてあげることだった。
 
 さて、高田は後輩たちを引き連れて、ファミレスに向かった。その日は金曜日、週末である。そんな日の部活の後は、かなり遅くまでダベるのが習慣だった。
 「今日はなかなかの演技だったじゃない?演出もよかったし、さすが小池じゃない」
「ええ、女優業は長いですから・・・・・」
 貴子は、内面の憤懣を必死に押さえながら言った。
「高島もね・・・・・相当ストレス溜まってたんじゃない!?」
「いえ、あれくらい当然ですよ、先輩には罰が必要なんですよ・・・」
 ミチルは、背後で、掌が傷つかんばかりに握っていた。それを、そっと貴子が撫でる。
「私たち、もう帰りますから」
「あら、今日の功労者はもうお帰りなの」
金江礼子が言った。
「はい、宿題が残っていますので」
 時計を見ると7時をまわったばかりだった。二人は、苦々しい気持を必死に押さえながら店を後にした。

 「今から家に戻って、包丁を持って戻ろうかしら」
「何言っているのよ、ミチル」
 貴子は、親友のただ成らない様子に驚いた・・・・・・別に驚きもしないが、その包丁という言葉には驚いた。
 「何か、大きな騒動を起こせば、きっといじめはなくなるよ・・・・」
「何言っているの?いじめられているのは、あんたじゃないでしょう!?今しなきゃいけないことはひとつだけでしょう」
 「わかってる、先輩に連絡しよう」
ミチルは、携帯を開いた。
「先輩、やっと終わりました。公園で待っていてください、すぐに行きますから・・・・・え?人に見られちゃまずいですって?・・・・・・そんな・・・わかりました、家で待っています・・・」

「先輩、こんなことまで気遣って・・・・・まあいい、貴子早く家に行こう」
 月末の週末は、貴子が泊まりに行くのは、習慣になっていた。

 そういうような経緯があって、三人は、ミチルの家に、一同に会したのだ。
まず、二人に出あうと、由加里は放心状態になったように立ち尽くした。
 「どうしたんですか?先輩、はやく、座ってくださいよ」
お菓子や飲み物なぞ、精一杯の心づくしが、由加里の目に飛び込んできた。
「・・・・・・!!」
「・・・・先輩!」
 ふたりとも、もう何も言えなくなった。
「・・・・・・ウウ・・」
 声にならない嗚咽とともに、泣き声をあげはじめた。ふたりは、由加里を支えるとゆっくりと座らせた。あまりも、全身の筋肉が強ばっていたからである。
「痛かったですか?」

ううん・・・と首を振る由加里。

「ぜんぜん、痛くなかったヨ・・・・・だけど疲れちゃった、あんなに動いたから・・・・・・ひさしぶりだった・・・部活でうごくの」
 由加里は、このところ、ラケットすら持つことが許されていない。部活動の最中、ずっと空気椅子をさせられているのだ。見張りが常にいて、少しでも動くと竹刀でぶたれる。それをやっているのは1年生だ。
 由加里は、始終後輩に見張られるという恥辱を味わっている。しかも、後輩達の中には、由加里が動いて無くても、竹刀をふる子もいる。だから、常に暴力と隣り合わせなのだ。始終、緊張を強いられる。しかし、そんな中でも、なんとかしのげるのは、ふたりの存在があるからだ。

「だから、動けてよかった。貴子ちゃんに教えてもらった演技法は難しかったけど、どうだった」
由加里は笑顔で言った。
「あれじゃ、ぜんぜん、ダメですね、少しでも演技を知っている人がいたらバレバレですよ」
 「・・・・・・でも、似鳥さんが」
「どうしてです!あんなやつにさんづけするんですか?、あいつは一番許せませんね!あんな人に演技なんてやってほしくないですよ、この学校の演劇部のていどの低さがわかります」
 貴子は怒りを込めて言った。

 貴子が教えた演技とは、殴られる演技である。よく、テレビや芝居などで、殴られるシーンを見かけるが。どれも本当にやっているわけではない。殴る俳優の動きに合わせて、動く演技をするのである。それを見た人は、リアルな暴力シーンであると誤解する。エンターティーメントとはつまるところ、誤解の上に誤解を重ねることなのだ。

 「ありがとうネ、貴子ちゃん、ミチルちゃん・・・・・あなたたちがいなかったら、私、生きていられなかったかもしれない・・・・・・あ、泣いちゃだめだよね、せっかく、呼んでくれたのに・・・・・・」
 
 由加里は、あふれてくる涙を抑えることができなかった。

 「いいですよ、好きなだけ、泣いて下さい。私たちはずっと側にいますから」
「そうですよ、先輩!」
「ウウ・・ウウ・ウ・ウウ・・ウうううう!!」
 由加里は、ふたりに抱かれながら泣いた。中2になってから、起こったことが走馬燈のように現れる。はじめて、学校で、誰にも口を聞いて貰えなかった日のこと、みんなに責められてひどく罵られたこと、照美たちに、性的なおもちゃにされたこと、・・・・・すべてである。
 
 ミチルと貴子は、必ず、由加里を守っていくと心に決めた。彼女たちは、由加里がまるで壊れる寸前の・・・・・・そう、トランプのお城のように思えた。どうにかしないと崩れてしまう。しかし、不用意に、触れば瞬く間に崩壊してしまう・・・・・・。

 更けていく夜の中で、三人だけがこの世にいればよかった。


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