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主人公はu15の少女たち。 主な内容はいじめ文学。このサイトはアダルトコンテンツを含みます。18歳以下はただちに退去してください。
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『由加里 29』
 電車から降りた由加里は、すぐさま、後から追いかけてきた照美たちに捕まった。
「いや!いや!いや!もういや!」
 泣きながら、激しく抵抗する由加里。しかし、いじめっ子たちは、無理矢理にトイレに押し込もうとする。駅構内を往来する人々は、この顛末を、まるで映画の撮影か何かと思っているようだ。
 
 それもそのはず、はるかは鞄から、小型ビデオカメラを取り出して、事態を撮影しはじめたのだ。
――――中学生の自主映画か?
ある白人男性は、そのように認識して去っていった。
 「はやくしろ!」
「いや!いや!いや!もう、許してぇ!!」

 由加里は、やがて女子トイレの個室に、押し込められた。すると、いじめっ子たちは、その本性を明かにする。すなわち、怒りの感情が、噴き出るままに少女をめった打ちにした。しかし、それでも一応、理性は働いているのか、顔や手足など露出する場面は、できるだけさけて、正義の拳を打ち込む。
 「ひい!痛い!お願いですから!許して!いや!」
照美は、ある程度痛めつけてから、みんなを制した。
 由加里は、イソギンチャクのようになって、泣き伏している。
「可哀相に、まるで床が抜けそうな泣きぶりねえ?あはははは」
「照美、一体、だれがいじめたんだろうね、こんなにするまでいじめることないのに」
由加里は、ふたりを悪魔と見なしたにちがいない。
「立ちなさいよ」
「ヒッ!」
 少女は、照美の声を聞くだけで悲鳴を上げた。きっと、触られでもしたら、神経が吹き飛んでしまうかもしれない。
「腰が抜けたみたいねえ、そうだ!顔を洗おうね」
「ひぎぃ」
 情けない声を上げる由加里の頭を、乱暴に摑むと、洋式便器に突っ込む。
「なーに、逃げてんだよ!」
「ごめんなさい!ごめんなさぃ!」
 謝りながらも、何回も、便器に可愛い顔を突っ込まれる。

 「どーして逃げたのよ!」
「ううう・・・・・!!」
「ほら立ちな!照美、明大前ってタナカ電気あったけ?」
「あったと思うよ、別にタナカ電気じゃなくてもいいし、とにかく予定通りやろう」
 照美は、ぐちゃぐっちゃになった由加里に、なお容赦ないことを言い渡す。
「ほら、拭くのよ」
「・・・・・・・・」

 由加里は、ハンカチを取り出すと、濡れた顔を拭く。
「拭いたら、髪をとかすのよ、そんな頭の子といっしょに歩きたくないし」
 ものすごい論理である。いじめっ子の言っていることというのは、何時の時代も、どのケースでも、似たり寄ったりである。
 すなわち、まったくめちゃくちゃだということだ。言っている本人はそれを理解しているのだろうか?彼女たちの場合、それを理解しているのが、照美とはるかであり、理解していないのが、有紀とぴあのである。

 由加里は、個室から引き出されると。鏡の前に立たされた。彼女の涙は、さきほどまで受けた暴虐の蹟だ。
 「美人が台無しだよ、これじゃ、ふふ」
照美が微笑を浮かべて言った。
 由加里はみじめだった。髪の毛の手入れは、女性の特権である。毎朝恒例の行事は、楽しみのはずである。照美ほどではないが、由加里とて美人の部類に、十分入る。男どもの中には、彼女こそが好みだというヤツもいるだろう。そんな少女が、便器で顔や頭を洗われた上、改めて水で注ぐことも許されずに、毛繕いをされているのだ。
 
 「べっぴんさんは、お化粧しないとね」
原崎有紀は、化粧ケースからマスカラやアイシャドウを取り出すと、由加里をカンバス代わりに塗り始めた。
「ほら、逃げないの!」
 いじめっ子たちの辱めは、終わりというのを知らない。鏡の中で、由加里は浅はかな売春婦になっていく。濃い化粧はその証拠だろうか。濃い紫のアイシャドウに、真っ赤な血の色の口紅。全てが、  由加里を辱める衣装だった。
「西宮さん、似合っているよ、とてもかわいい」
「これからウリに行くか?!」
はるかの言葉がぐさりと突き刺さる。もはや、言葉すら出ない。

 「さ、用意もできたし、街に繰り出すか」
 時刻は午後5時を回っていた。こんな時間に、自分たちだけでこんなところにいるなどと、少女たちにはありえないことだった。きょうびの女子中学生よりも、その辺は遅れていると言えるのだろう。
「ねえ、タナカ電気ってどっち?」
「たしか、下北沢の方向だったと思う」
 照美が答えた。
一行は東松原の方向へ、歩を進める。歩いて20分と言ったところだろうか。
 由加里は、四人よりも10歩ほど前を歩くことになった。

 「あなたみたいな、ミットモナイ子と一緒に歩けるはずはないでしょう?」
その身勝手ないいぶんに、由加里はもはや、反論する気力すらなかった。絞り上げられたスカートの裾を摑む。
 「ねえ、スカートを元に戻したら、ただじゃすまないわよ」
照美は、言の葉にすごみを混ぜた。実は、トイレから出るときに、スカートを織り込むように命令されたのだ。
「ほら、それじゃ足りない!もっと、織り込むのよ!」
「・・・そんな」
 躊躇はしたものの、最終的には照美たちの言いなりになるしかない。気が付いたら、スカートはまるでホットパンツ状態になっていた。こういう顛末があって、少女は若者が集まる下北沢に足を踏み入れたわけだ。
 大学生になったら行きたいと思っていた。別に何処の大学に行きたいという志望があるわけではない。ただ、下北沢は、大学生が集う街というイメージがあった。
 
 とはいえ、少女は、まだ中学2年なのだ。

 冴子のように、子供時代から医者を運命づけられているわけではなかった。彼女はいわば、西宮クリニックの後継ぎであることを宿命づけられていた。父親から直接、命じられたわけではなかったが、不文律として、西宮家とその親族の間で流布していたのだ。

 「冴子は神童だよ、西宮家の未来は明るいよね」

 そのように、親戚が言うとき、由加里は両親の誇らしい顔には気づいたが、冴子のけだるいような表情には気づいていなかった。そして、彼女の刺すような、あるいは羨望を含んだ視線にも気づいていなかった。
 由加里は、心底、この姉が誇らしかった ――――ただそれだけだった。

「ねえ、あの子おかしくない?」
「中学生よね、それに、あの化粧はなに?あんなにおとなしい顔して?」
由加里の化粧は、その顔によほど似つかわしくないと見える。街を行き交う若者たちは、といっても、大半が少女たちよりも年上なのだが、彼女を好奇に満ちた視線を送ってくるのだった。
 由加里は、その視線の一つ一つにビクビクと反応する。その様子が、照美たちはおかしくてたまらない。
 7月も半ばになったとはいえ、ようやく太陽の天下も揺らいできた。自動車がライトを付けはじめた時刻。さすがに有紀たちは、不安になってきたようだ。
「はやくすませようよ、タナカ電気ってまだなの?」
「大丈夫だって、不安なのか」
はるかは白目で、有紀を見た。
「う・・・大丈夫」
有紀は、まるで蛇に睨まれた鼠のようにしょげかえってしまった。

 目抜き通りは、やがて細い路地に入っていく。ここには、色んな店が軒を連ねている。古本屋に、同人誌専門店に、喫茶店。関連性のない店が、法則性のないままに、並んでいる。まさに若者のための街だ。みんな、楽しそうに行き交っている。大学生が主だろうが、高校生も見られる。中には中学生らしい制服も見られるが、それはごく少数だった。
 その少数である由加里は、照美たちのいるところから、7メートルくらい先を歩いている。連絡は携帯で取っている。

 「ほら、みんなが見ているよ、西宮さん、露出狂のあなたには耐えられない楽しみよね」
「・・・・・・そ、そんなことありません」
「だったら、何で太腿まで、濡らしているのよ、恥ずかしい姿を見られて欲情しているくせに」

 照美は、惨めに震えている由加里を見て、満足げだった。
「なあ、西宮、もう少しスカートあげてみなよ、そこにロリコンのヘンタイが、欲情して見ているぜ」
はるかが、照美から携帯を受け取っていた。
「うううう・・・・・」
 由加里は、泣き続けるしかない。ふと背後を向いた。その時、恐るべき光景を見た。照美の様子がおかしい。
「どうしたの、照美」
「ううん、あのおばあさん、おかしい」

 照美が、示す先には、路上で、老婆が立ち往生していた。車が警告音を鳴らしているではないか。よく見れば、ゴロゴロの車輪が穴にはまって動けなくなっているのだ。往来の若者たちは、見て見ぬフリして去っていく。
「おい、ババア!どけよ!ひき殺すぞ!」
いたいけな老婆をドライバーが下品な声で怒鳴りつけているというのに、みんな知らん顔だ。
「もう!」
しびれを切らした照美が、ついに動いた。
 照美は、無言で恐縮する老婆に近づくと、車輪を外してやった。
「これで、大丈夫ですよ、おばあさん」
「ありがとうね、本当に、めんこい子だねえ」
老婆は、90度に曲がった腰をさらに曲げて、何度もお礼をしていった。
「いいえ、とんでもないです」
照美は、照美で、まるで悪いことをしたかのように頭を下げて、老婆に答えていた。

 「・・・・・・・・・・・?!」
はるか以外は、目をシロクロさせて事態を見ていた。今、目の前に存在する照美は、本当に、先ほどまでの彼女だろうか?心底驚いたのは、ぴあのと有紀である。聖母マリアのそれと見まごうばかりの慈愛にあふれてるではないか。普段、冷酷に人を射抜く慧眼からは、あふれんばかりの慈愛に満ちている。
―――――この人、本当にわからない。
冷や汗すら、背骨の窪みを流れた。
 しかし、由加里は、何故か不思議じゃなかった。透明な目で照美を見つめた。しかし―――。
「何してるのよ、変態!先へ急ぎなさいよ!」
表情が180度変わった照美がそこにいた。
――――うう!すごいぃ!
ぴあのと有紀は、戦慄すら憶えた。
―――この人を敵に回しちゃいけない。

 二人は、密かにそう思った。しかし、それは誤解だった。はるかが、誰よりもそれを知っている。彼女が由加里に会うまで、こんな冷たい目を見たこともない。それははるかも同じだった。由加里に出あうまで、いじめというものを嫌悪しこそすれ、自分が実行するなどということは、考えもよらなかった。
―――この女に会うまではこんなじゃなかった。オマエの顔があの人に似ているばかりに!
「ぐずぐずしていると、本当にやらせるぞ!」
はるかは、照美から携帯を奪い取ると、怒鳴りつけた。その声は、携帯を使わなくとも、由加里にとどくほどである。
 
 ビリビリ!!
 
 まさに、その擬音がまさにふさわしい情況に、追い込まれた、全身を電気が走る。
さきほど、はるかが言った「ウリ」という言葉が伏線になって、由加里を苦しめる。その言葉があって、はじめて「やらせるぞ!」という言葉が効いてくる。

 中学生の女の子にとって、異性と行為をやるなどということは、想像もつかないことだ。それもおそろしいはるかに言われたのだ。由加里は、すぐにでも大柄の黒人に強姦される錯覚に襲われた。

 「ほら、見えてきたろう?タナカ電気だよ」
「・・・・・・・・オネガイです!何でもしますから、それだけは許してください!」
由加里は叫んでいた。
「じゃあ、そこで全裸になって、オナニーする?そうしたら、許してあげてもいいわ」
「・・・・・・・・・?!」
由加里は絶句するほかない。もう、ことばは必要ではない。
 少女は、震える足を必死に御しながら、きらめく店内に入るほかになかった。

 最近売り出し中の薄型テレビが、エッフェル塔が崩落する様を映している。それは、まさに由加里の境遇そのものだった。かつて、花高い文化国家を象徴した塔は、アラブ人の嘲笑と共に、滅びようとしている。由加里は、14歳まで涙を知らない人生を送ってきた。家庭の愛と教室の人気者という、二つの花に恵まれてきた。
 いま、その一つが地にまみれようとしている。今の西宮由加里、その人じゃないか。

 「そこの店員に聞いてみな、いや、あの女性店員がいいわ」
照美の声だ、何故か、相手が女性であることに拘っている。
「・・・・・ハイ・・・・」
由加里は携帯だというのに、頭を下げた。その姿はあまりに滑稽だったので、みんな笑った。その笑い声は、由加里にまで当然届いている。
 「何しているの?幸田くん、ちゃんとしてもらわないと困るわよ。私はまだ来社したばかりなの!新宿からバイク飛ばしてきたのよ。西原さんからわざわざ借りて!」
照美が示した女性は、携帯を片手に、颯爽とOLをこなしている。名札を見ると石毛という文字が見えた。

 「・・・あ、あの・・・」
由加里は、凍り付く口を、どうにか動かそうとした。
「う!」
そのとき、股間のモノが蠢いた。
「どうしたの?お嬢さん、気分でも悪いの?」
 石毛という店員は、まだ20歳をいくつも過ぎていないと思われる。彼女は、上品な物腰で由加里に逆質問してくる。
「コレ・・・・・コレ・・・く・だ・さい!」
「あ、あなた・・・・?!」
 由加里は、バッグからエロマンガを取りだすと、予め捲っていたページを見せた。そして、その機械を指さしたのだ。
 バイブレータ。
少女はその名前すら知らない、いや知らなかった。もしも、照美たちにいじめられることがなければ、そんなものを知らずにすんだのだ。
 震える手。凍り付く心。
由加里の精神は崩壊寸前だった。
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