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『由加里 36』

 「あははは!帰ってきた、帰ってきた!」
「たっぷり、可愛がってもらったみたいじゃない、普段、誰にも相手にされないのにね」
「本当、一年生に、面倒見手もらったっていうじゃない!?西宮さん、よかったネ!1年生とはいえ、いい迷惑よね、こんなのの相手なんて!あはははは!」
 
 教室に入ろうとした由加里は、思わず、凍り付いてしまった。ドアを開けて、右足を踏み入れたことまでは、どうにか憶えている。でも、その後がよくわからない。
 「どーしたの?西宮さん、早く入りなさいよ、誰もあなたのこと、歓迎しないけどね」
「あははははは!」
 教室中がどっとなる。机、黒板消しに、カラーマーカー。まるで、それらすべてが、生きている有機体のように、変形し、あるいは体液を垂れ流して、蠢く。それが由加里には嘲笑に聞こえる。実際、直線のはずの教室が歪んで見える。

――――本で読んだけど、アインシュタインって正しかったんだ。空間が歪んでる。

 少女は、こんな事態にもかかわらず、心のどこかは冷静に、状況を分析している。それだけに、いじめの辛酸が増すのである。

 高田あみるが、近づいてくる。その足音は、由加里にとって恐怖の音を意味する。
「おかえり、西宮さん、荒木と古畑は、可愛がってくれた?たっぷり遊んでくれた?」
「・・・・ハイ・・?!」
 由加里は肯いて、改めて、自分がいじめられていることを自覚させられた。思わず、顔を赤らめてしまう。
 同時に涙腺が緩む。どれほどひどい侮辱を受けているのか、理解したからだろう。

 「ねえ、二人にありがとうって、ちゃんと言ったの?」
「・・・・・・?!」
 もはや、高田の発する侮辱に耐えられなくなっていた。

「二人はねえ、友達が誰もいない西宮さんのために、がんばってくれたのよ、そういう時は、ありがとうって言うの、わかった?」
 まるで、母親が小さい子供に言うような口ぶりである。

「あははははは!」

 それが、やけにおかしかったのか、クラスメートは女子も、男子もみんな笑っている。その声は、無数の飛びナイフに変化して、由加里にずんずんと、突き刺さる。

 「わかったの!?」
「ハイ・・・ワカリマシタ・・・・・・ウウ・・ウ!」
 ついに、泣き声が口から零れ出る。
しかし、高田は口撃を畳み掛ける。
「そんなこともできないから、みんなに嫌われるんだよ。あ、本当のコト、言っちゃったあ!あははははは!」

 「あはははははっ!」

 いじめっ子たちが、侮辱の言葉を並べるたびに、みんながわざとらしく笑う。まるで、寄席か、漫才の会場のようだ。そう、由加里は、さしずめ哀れなピエロである。このクラスの笑いモノである。こんなに、可愛らしくて頭がいいのに、そんな地位に甘んじている。  
 表向きはともかく、実際はそう思っている生徒は、少数だがいないわけではない。しかし、その少数者は、声を形にすることはできなかった。だが、その少数者は、片方の指の数にも満たない。
 
 「それじゃ、我らが西宮さんが、あまりに可哀相。だからね、今日の、道徳の授業だけどさ、大石先生に頼んだのよね。西宮さんに、お友達ができるようにねって、みんなで頼んだんだ」
 「そうだよ!みんな、あなたのこと心配してるんだよ!西宮さん!」
「ほら、ありがとうは?さっき、言ったじゃない?!」
「・・・・・・・」

 ―――私に何をしろって?

 「あ・り・が・と・う!こう言うのよ」
金江は、由加里に近寄ってくる。口臭が漂ってくるくらいに間近だ。今日のお弁当は、カレーが入っていたにちがいない。

 「ねえ、みんな、この子に教えてあげようよ、どうやってお礼を言うのか、さあ、はい」
「あ・り・が・と・う!!」
 クラスメート全員が、一斉に、「ありがとう」と哄笑する。 それは、まるで演劇部の発声練習を思わせた
「どう?わかった?」
 笑いを、必死に押し殺しながら、金江は言葉を続ける。
「・・・・・・ハイ、わ、わかりました・・・・あ、ありがとうございます・・・・ウウ!」
 由加里は頭を下げた。それは何度やったかわからない敗北宣言だった。

 ぱち!ぱち!ぱち!ぱち!ぱち!ぱち!

 少女は、頭を下げているために、拍手をするクラスメートの顔を見ることはできない。しかし、どんな顔をしているのか、手に取るようにわかる。どんなに、彼女を嘲っているか、侮っているのか、明々白々だった。

――――ふん、劣等感っていうのは、こういう形にもなるものか。

 しかし、表向きだけ拍手をして笑いながらも、内面は別の心根を宿しているのが、二人もいた。照美とはるかである。
 クラスメートは、優等生である由加里に劣等感を持っているのである。それを消化するのに、こんな幼い方法をとらなければならない。それは、由加里と同じくらいに、いや、それ以上に、滑稽であほらしい。
 由加里は頭が良い。それは、照美やはるかだからこそ、認められうる事実なのである。

 しかし、二人はこの事態を達観することにした。言うなれば、高みの見物である。由加里は当然、その対象だが、このおろかなクラスメートたちも、道化者の一種にすぎない。
 いや、由加里に対しては、憎しみとしての対象や、獲物としての興味はあるが、道化者に対しては、路傍の石程度の、関心もない。

 「ねえ、西宮さん――――――」
しかし、照美が一口開けると、教室中がそちらに注目する。それは、いくら高田や金江が、大声を出そうとも叶わない力を持っている。
 
 由加里も、とてつもない衝撃を感じてる。

 いま、互いにしか解らない世界に、ふたりはいる。はるかは傍聴できるが、まだ中には入れない。それが、彼女にとってみれば、歯がみをするのである。照美にとって見ても、はるかは、親友であると同時に、唯一のライバルと認めているのだから、弱いところを見せたくないのかもしれない。
 「な、なんですか・・・・・・」
 驚いたことに、逆に由加里から質問してきた。それは、照美が、彼女を赤ちゃん扱いしなかったからかもしれない。照美にとってみれば、いじめも本気なのである。決して、遊びでやっている高田たちとは違う。

 「いや、何でもないわ、ただ、お尻が冷たくないかと思ってね・・・・・・」
「?!」
 照美の言葉に、一部の人間が反応した。
 由加里を含めて、五人だけが事情を知っている。

「ううウウウウ!」

 まるで固有の意思を持っているかのように、卵が女性器の奥を伺う。きっと、驚きのあまり筋肉が収縮したのだろう。その力によって、いったん押し出されそうになった異物は、おむつの締め付けによって、奥へと再び、押し戻された。
 
―――――いやぁあああ!

 由加里は思わず、床に手をついてしまった。下半身の秘密をみんなに知られたらもう、生きていけない。その場で舌を噛んで死のう。とまるでできるはずもないことを、考えた。
まさに、生きた心地がしないとは、このことだろう。

―――どうして、こんな目にあわないといけないのだろう。

 いじめられるようになって、何回、思ったことだろう。哀切極まりない涙が、頬を濡らす。
絶対に出るはずのない疑問だ。しかし、問わずにはいられない。

―――どうしたら、6時限目を何事もなく過ごせるだろう。

 少女はそれだけを考えて、数学の授業を受けた。先生の声は全く聞こえなかった。

―――先生が提案を受け入れたって、本当のことかしら?!

 由加里はまだ、信じられなかった。どうしようもない向丘中の教師の中では、良い方だと思っていたのだ。
 そんなことを考えながらも、数学の授業はあっという間におわってしまった。
ついに、始まってしまう。

―――私のために、って何をするつもりなんだろう????
由加里は狼狽のあまり、周囲を見回した。しかし、彼女を嘲るクラスメートばかりが目につく。みんな、何も答えてくれそうにない。
「ググ・・・・ウ!」
 精神的に動揺すると、卵が蠢く。おむつの中は、魚が飼えそうな状態だ。気持ち悪い。はやく、このオゾマシイ液体を流したい。いや、おむつなどという気持ち悪いモノとは、すぐにでも訣別したい。
「西宮さん、先生が呼んでいるよ」
「ハイ・・・・・」

 まるで、死刑の執行を言い渡された受刑者だ。由加里は、罪人のように立ちあがった。そして、その少女の後ろを惨めな心持ちでついていく。
――――大石先生、助けてください!
 
 由加里は、心の中で叫んでいた。廊下と階段を幾つか抜けて、国語科準備室に入る。
「真野さん、あなたは教室に戻っていなさい」
「はい・・・・」
 真野京子は、機械のような動きで、ドアを開け、閉めた。
「せ、先生!」
既に涙声になっていた。
「・・・・・・・」

 「お願い・・・です!」
 国語科教師の、大石久子。年齢は27才。14才にすぎない由加里たちにとってみれば、ものすごく大人に見えるだろう。慎ましげなその風情は、由加里に好感を与えてきた。小説が好きな由加里は、かつては久子と和やかな談笑をしたことがあった。そこには、友人もいた。久子を囲んで、同好の士が集ったわけだ。とりわけ、由加里は可愛がられていた。
 だから、一筋の希望にすがったわけだ。

 「何が、お願いなのかしら?」
すっとぼけたように、久子は言った。
「み、みんなが・・・・」
口がうまく動かない。ただ涙が零れるばかりだ。久子の顔は全く見えない。
「お、お願いです!許してください」
 懇願する由加里が、久子から聞く言葉は、とうてい信じられない内容となる。
「クラスの子が言うには、あなたいじめをやっているそうじゃない?!」

―――主語と述語が違う!

 由加里は思ったが、文章化することはできなかった。
「そんなの嘘です!!」

―――――なんで、涙は音も立てずに、落ちていくのだろう。

 由加里はそんなことを考えていた。あまりにも衝撃的で、恐ろしいことが目の前で、起こっているにもかかわらず、涙は無音で落ちていく。それが不思議でたまらない。
「もしも、それがホントなら、幻滅だわ!それがモノを書く人がすること!?」
「だって、それは嘘です!!」

――――私がいじめられているんです!
とは、何故か口が動かない。

 由加里がいじめをやっていることは、既成事実になっている。大石先生も、それを認めてしまっている。裁判をやる前から、判決は決まっているのだ。そもそも、学校の授業で、一人の生徒を責めるような裁判をやる。
 そんなことが許されるのか?
  久子の口から出てくる言葉は、由加里の理解をはるかに超えている。
「小学校でもいじめをやっていたそうね」
「・・・・・・・?!!」
もう、何も言えない。ただ、無音の雨を降らせるだけだ。

 「・・・私に、友達ができるようにってどういうことですか?」
やっと、まともな質問ができた。冷静さを取りもどしつつあるのだ。
「感謝しなさいよ、みんな、本当に優しい子ばかりね、そんなあなたとやり直したいって言ってくれてるのよ」
 「ひどい!私のいいぶんは、何も聞いてくれないんですか?」

 由加里は抗議した。一度、頭が回転すれば、久子を凌駕するような言葉はいくらでも出てくる。
「一体、授業で裁判をやるようなことが、許されるんですか?そんなこと、ありえないですよ!校長先生を出して下さい!」
 そう言って後悔した。鷲妻校長は、コピペ校長と影で呼ばれている。人畜無害を表す好表現だ。そんな教師が頼りになるはずはない。
「こんなこと、文科省の通達にあるんですか?え!?」
ぴし!
 その時、乾いた音が狭い部屋に木霊した。久子の手が宙を舞ったのだ。思わず頬を押さえる。信じられないという表情で、久子を見つめる。その頬は赤く腫れている。
「いい加減にしなさい!いいですか?裁判は道徳の時間にやります!あなたの罪を明かにしてあげます」

 いつの間にか、裁判という言葉が教師自身の口から、飛び出してしまった。
 一体、クラスメートは久子に何を訴えたのか?そして、彼女はそれをどのように受けとめたのか、一切、不明のまま、裁判という形になってしまった。それは、久子自らの口で、証明されてしまったのだ。
 
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