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『由加里 38』
 波乱の内に、裁判は終わったが、終わらせたのは、チャイムであって判決ではなかった。由加里は心身共に、さんざん打ちのめされた。その衝撃で、ぼっとしているうちに、終わったという感覚だった。

  「ねえ、人間のクズ!はやく、移動しなさいよ!そこ、私の席よ!?」
「ひっ!!」
 由加里は、背後から蹴り飛ばされた。床に両手をついたその姿勢は、まさに犬だ。
「西宮さん、鬼畜にふさわしい恰好ねえ、これからよつんばいで歩いたら?あなたにふさわしいんじゃない?!」

 「・・・・・・・・?!」
由加里は、下半身の圧迫と、精神的な圧力に裁判が終わっても歯ぎしりさせられる。むしろ、裁判という体裁が整っていない分、いじめは個々の自由で行われる。その分だけ残酷で際限がなくなっていく。
 「ホントに最低の人間よね、いまさらだけど、ここまでひどい人間だとはおもわなかったわ」
――――いままで、さんざん、いじめてたくせに!
 少女は、悔しい気持を呑んだ。

 照美の行為は、教室に一種の乱を起こした。しかし、それは由加里への敵意を麻痺させるだけの、効果はあったが、限定的なものにならざるをえなかった。そもそも、彼女がそのような意図を持って、行動したとは思えなかった。
――――海崎さん・・・・・。
 由加里はこっそりと照美の美貌を盗み見た。

 「いいこと!?これから、教室では、よつんばいでいるのよ、あんたは人間じゃないんだから、当然でしょう?!」
 もしかしたら、これが由加里に対するクラスの判決かもしれない。
 照美は、由加里の反応を知りたくなったのか、注視している。
「いやです・・・・・・・・ウウ・・・・ウウ・・・ウ!」
 その声はか細かったが、ある種の決意を含んでいた。
「何言ってるのよ!」
「ヒギ!」
 その少女の一蹴りによって、由加里は獣の断末魔のような声を出して、転がっていく。
「少しでも、罪を償おうと思わないわけ?本当の鬼畜よね!」
「最低!」
 その少女の唾が、由加里の頬を襲った。一瞬、ヤケドするくらいに熱を感じた。それは、人を温めて癒す熱ではなく、人を切り裂き辱める熱だった。少女の悪意を如実に表していた。そして、腐った柑橘類の臭いがした。焼きミカンというのを食べたことがあるだろうか?ものすごく苦くまずい。まさに、その焼きミカンの臭いと味がした。それは口臭と呼ばれるものだろう。
 「ううう・・・・!」
「何をかわい子ぶっているのよ!鬼畜のくせに!人間らしくしないでよ!」

 みじめな姿勢の、由加里を囲んでいじめているのは、もはや照美やはるか、それに高田や金江たちではなかった。今まで、そんなに積極的でなかった子たちまでが、少女に牙をむき始めたのだ。今回の裁判がゴーサインになったのだろうか。教師の公認ということが、後押しになったのだろうか。
 
 いじめっ子たちの目はどれもぎらぎらして、肉食獣めいていた。

―――どうして、そんな目で見るの?みんなと同じ女の子なのよ。
 由加里は心のモニターに、そっと文字を書き込んでみた。

 ―――わたし、やってない!そんなことやってない!!
 それは、どうしても言葉にならない。口を動かそうと、力んでみるが出てくるのは、ため息に、似た空気だけだ。

 ―――私は鬼畜じゃない。どうして、わかってくれないの!みんな、私と一緒にいたでしょう!?
 小学校の時からの同級生に、向かって声にならない叫び声を上げた。香奈見の顔が真っ先に浮かぶ。
 
 いくら泣きわめいても、それは許しを乞うているようにしか見えなかった。それは、しぜん、彼女が有罪であることを認めているとしか受け取られない。

―――これからは、何をやってもいいんだ。
クラスの誰もがそう思った。みんな由加里を獲物だと思っている。肉食獣の視線を送ってくる。窓に入ってくる青い風や、小学生の歓声までが、彼女の敵のように思えた。以前は、

――――ちょうど郁子が帰るころなのかな。
 
 そのように思うゆとりが、あった。それも、かなりいじめが深刻化してからでも、ランドセルが奏でる黄色い唄に、微笑む余裕があったのだ。
 しかし、いまや、何を五感で受け取っても震えしか起こらない。恐怖以外の感情は、すべてブラックホールにでも呑みこまれてしまったかのようだ。不安さえも産まれない。不安とは未来を予期してのことだろうが、いまの由加里には、未来などという単語はないのである。少なくとも、この煉獄のような教室にいる限り、それは変わらないだろう。



 その日、帰宅すると、夕食までかなり時間があるというのに、風呂場に直行した。ただいまも言わずに、風呂の扉が勢いよく閉まったのは、春子も郁子も聞いている。しかし、前者は、えらく心配したが、後者はそっけなかった。
 「どうしたのお姉ちゃんは?!」
 「知らない――――」
 郁子はそれだけ言うと、二階へと駆け上がっていった。
当然のことながら、由加里の耳に、その会話が届くことはない。ごうごうと、空気を斬るシャワーは完全に、外と内を隔絶させていた。

 由加里は、あぐらに似た姿勢で腰掛けると、頭から熱いシャワーを引っ被っている。まるで、修験者の荒行のようだ。少女の中学校生活は、実際、それ以外のなにものでもなかった。
 嫌でも、その日あったことが反芻される。未だに、信じられない。

 ――――今日、あったことは全部、本当のことなのだろうか?夢ではないのだろうか?もしかしたら、いままで、いじめられていたことは、すべて長い夢で、いま、それから醒めようとしているのではないか。すぐに朝が来て、私は、とてもだるい朝を迎える。だけど、夢のことは何も憶えていない。
「由加里ちゃん!来たよ」
 香奈見の声が聞こえる。はやくしないと、どうして、ママ、早く起こしてくれなかったの!

 「っふふふ!」
自分で自分が嫌になった。嗚咽とともに、ひどい自嘲の笑いが浮かぶ。それは地鳴りのように、地の底から響いてくる。自分の声のように思えない。だれかが由加里の代わりに合唱してくれているような気がする。彼女の気持ちを代弁してくれている。そんな風に思った。

―――海崎さん・・・・・・。
その日の照美の異常な行動についても、考えが及ぶ。あの時、煙に巻くようにして、丸当に口づけをした。

―――――だから、何だっていうの?あんな人に助けられたからって・・・・・まさか、海崎さんが、助けるわけない。あんなひどいことをしている人が?!

――――でも、私、うれしいの?あんな人に助けられたかもしれないって・・・・。
由加里は、悲しくてたまらなくなった。いや、悔しくてたまらないのだ。そんなかたちの優しさでも欲しいのだ。恵んでほしいのだ。まるで乞食のように。それほど、人間的な情に飢えている自分を発見して、情けない気持ちになったのだ。

―――だけど、卵の件はわからない。
由加里は、あの卵を食べさせられると思ったのだ。今までの行為からして、照美ならそんなひどいことを命令しかねない。

 しかし、あの日は違った。ホームルームが終わると、照美とはるかは、彼女を放送室に押し込めた。あの時、観念したのだ。
しかし、「さっさと、そこから帰れ」
 照美は、有紀とぴあのが来る前に、無理矢理に窓の外に、由加里を押し出してしまった。

「海崎さん、西宮は!?」
「あいつ、逃げちゃった ――――」
「今度、捕まえたら死ぬ思いをさせてあげようよ」
 「きっとよ!」
 照美は、窓の影で、有紀とぴあのの会話を震える思いで聞いていた。
しかし、二人がいなくなった後で、由加里を見つけて言った言葉が耳に木霊する。
「オマエは私たちだけのおもちゃなんだから、それを忘れるな」
 太い銅線のような声。それは、言うまでもなく、はるかだ。
照美はあさっての方向を向いて、何も言わずに手を組んでいた。その美しい横顔は、何かに悩んでいるように思えた。

――――どういうつもりなの?!何を考えているのかわからないよ!
 その実、由加里は自分自身のことがわからなかった。照美を好きだなどと、思った自分自身を許せなかった、できるくらいなら、八つ裂きにしてやりたいくらいだ。もしかしたら、それは婉曲的な自殺を意味しているのだろうか。

―――自殺?
 よく、メディアを通じて、中高生がいじめを原因にして、自殺をするニュースを聞く。しかし、それは由加里には考えられないことだった。どうしてなのか、本人にもわからない。彼女はキリスト教徒ではないし、あまつさえ、命の尊さを広めると称する偽善家でもない。それなら、両親に対して、申し訳ないと思う単純な動機なのだろうか。そうとも言い切れない。

――――深く考えたことがない。
 それが真実であろう。そもそも、この年齢で、自殺を考えるなどと、そのこと自体哀れなことだ。
「由加里ちゃん、可哀想!」
誰も言ってくれないから、自分で言ってあげた。自己憐憫の極致だが、他に自己保存の方法を知らなかった。

 石鹸が身体に染み込むぐらいに、擦り込むのは、もういつものことだ。性的ないじめの後は、皮膚を一枚剥いでやろうという意気込みで、洗う。ことに、似鳥かなんの相手をさせられた後は、筋肉ごと剥ぎ取りたくなるぐらいだ。
 彼女の愛撫は、頭の中から、足の指先まで、それこそ細部に渡る。性器の中はおろか、耳の孔に、舌を侵入された日には、本当に生きた心地がしなかった。全身が、かなんの唾液と汗まみれだ。それだけでなく、自らの液まで擦りつけてくるようになった。鼻の中に入れられた時には、閉口した。スポイトで奥まで挿入されたのだ。
「なあに?お姉さまの液がいやなの!?」
「とんでもございません・・・っとても、気もちいいです」

 由加里は、地獄のような悪臭と恥辱にまみれて、そのように言わされた。最近では、休日など、一日中所有されることもある。
 会っていない時も、毎日、携帯にメールを送るように躾られている。

 似鳥先輩、愛しています。毎日、毎日、先輩にいやらしいことされたいです。

                          先輩の恥ずかしいペットより。

 
 文面は、照美やはるかたちに命令されているほどの、創意工夫は要求されないが、それなりに変えないと責められる。
 「もう、あんたのことなんか相手にしないよ」
そのように言われたら、由加里は、元も子もない。
「お、お願いデス!かなん姉さま!許してください!ごめんなさい!」
 我慢できない寂寥感が襲う。この世のすべてから、見捨てられた気分になる。そんな時、由加里は、いっそのこと、身を焼き尽くしてしまいたくなるのだ。
 「じゃあ、これを食べてよ、由加里にエサを上げるよ」
そう言うと、バナナを剥き始めた。それをどうするかと思ったら。自分の陰部に押し当てはじめたのだ。しかる後に、頭を残して、スリットの中へとすっぽりとめり込んでしまった。
 「さあ、お口だけで食べるのよ、犬みたいにね」
 由加里は命令に従わざるを得なかった。

 その日は、口の中を強力洗剤で洗浄したい気分になった。それも、ただの洗剤でなしに、ペンキを落とすほどの超がつく、洗剤である。叔父たちの中に、日曜大工を趣味にしている人がいて、彼の家に行ったときに、それを見つけた。
 「これなんて、どんな汚れでも落とせそうね」
「そうだよ、ペンキなんていちころさ」
 「何か美味しそう」
 そんなこと言って、叔父を驚かせたくらいだ。彼には冗談だと言ったが、涙目になっていたのを見られたかもしれない。

 風呂場から出ると、郁子が恐ろしい顔で睨んでいた。
「い、郁子・・・・・」
 何も言わずに、風呂に入ろうとする妹。
「ちょっと、郁子!返事くらいしなさいよ!」
 由加里は、郁子の手首を摑むと、ねじる。まるでいじめっ子にそうされているように。この時、何故か不快ではなかった。自分の思うとおりに、相手が従ってくれる。

―――これが嗜虐心?
 照美たちに押しつけられた卑猥な小説から知ったばかりの言葉だ。しかし、郁子は、小さな躰を必死に動かして、抵抗しようとする。鎖骨の辺りから飛んできた汗からは、甘酸っぱい匂いが漂ってきた。まだ汚れていない少女の匂いだった。由加里はうらやましく思った。
「気持ち悪い!離して!」

 ―――まさヵ、あの小説とかマンガが見つかったの?鍵がかかるのに!
施錠が可能なタンスに隠してあるのだ。まさか見つかるはずはない。
「あんたなんか、お姉ちゃんじゃない!!」
「・・・・・ひどい!」

 由加里は、思わず手を離した。そして、涙ぐんでしまった自分を発見した。もしも、いじめられてなければ、こんなことで敏感に反応しなかったであろう。しかし、次の瞬間、愛する妹の口から零れた言葉は、あまりに衝撃的だった。
「そうやって、いじめをやっていたんだね?最低だよ!そんな ―――――ひ」
みなまで言い終わる前に、由加里の平手打ちが、郁子を黙らせていた。
「 ――――――――ひ!」
絶句した郁子は、まるで喘息の発作のように、殺された息を吐き出す。
「ママあ!」
――――あの人たちは、私から何もかも取りあげるつもりなの!?友達や学校だけに飽きたらず、大事な家族まで?!

 その目つきは、あたかも虚空に永遠の地平線があるかのように、まっすぐだった。




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