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『由加里 44』
「さあ、これから行きますよ」
  担任である大石久子の号令で、教室を出る。由加里を囲むのは、照美、はるか、高田、金江。それに付属するように、穂灘翔子、青木小鳥。男子は、山形梨友、丸当大善の二人が続く。
 ひとつ、不思議なことがあった。由加里は、出発の前にトイレに行こうとしたとき、高田と金江に妨害されたのである。
「幼稚園のトイレに行こうよ」
「ど、どうしてですか?」
「クラスのペットで、奴隷が口答えするんだ!?」
「・・・・・・・ハイ・・」
 由加里は、頷くほかなかった。
   
 そうでなくても、少女は生きた心地がしなかった。自分をここまでいじめ苛んできた主要人物が、ほとんど、顔をそろえている。
 その他も、例えば、教師公認のクラス裁判によって、穂灘は由加里にいじめられたと公認されたが、彼女自身、自分があたかも、いじめられたかのような錯覚に陥ったのである。
 その結果、進んでいじめに参加するようになった。教室内において、常に復讐の名において、由加里に対する理不尽な折檻が行われるようになったのである。
 
  男子においても、丸当大善は、由加里に恋心を弄ばれたという根も葉もないことが、認定された。女子たちに、常に、丸当に奉仕するように命令された。ある時など、由加里は、泣きながら丸当の脚を洗わされた。その最中、「丸当くん、ごめんなさい!」を連呼させられている。
 放送室で行われる恒例の性的ないじめにおいては、照美に冗談めかして、次ぎのように囁かされた。
 
「奉仕してもらおうかな?このマンガみたいにさ ―――――――」
  その18禁マンガの中では、セーラー服の少女が、プロレスラーの男根を銜えさせられていた。照美たち四人は、由加里のこの世のモノとは思えない反応を、多いに笑ったものだ。

  幼稚園は、向丘中学から徒歩で五分程度の場所にある。その五分の間、いじめっ子たちの交わす囁きが気になってたまらなかった。
「ねえ、翔子、ちゃんと用意できているんでしょうね」
「大丈夫よ、細工は粒々よ」
「細工は粒々、仕上げをご覧じろ ―――――よ」
 照美が、美貌を歪ませて、笑みの表情を造った。

 みんな、照美には戦く。それには、やはり高田が不満だった。密かに、彼女を睨みつけたが、一顧だにされなかった。もはや、相手にすらされない。それを自覚した高田は、彼女に対する憎悪を増した。
 由加里は、自分の頭ごしに、交わされる会話に、今更ながら孤独感を否定できなかった。自分のことなのに、全く決定権がない。それに、影響を与えることはできない。まるで、刑場に引かれる死刑囚のようである。今すぐにでも逃げ帰りたい衝動にかられた。
  交互に手と足を入れ変えるという、単純な運動が苦痛になった。その手足が自分の手足でないような気がしたのだ。自分はマリオネットで、誰かに手足を操られているような気がした。しかも、操っている主人は一人や二人ではない。

 その時、ミチルと貴子は、淳一の家を張っていた。顔は、由加里から送信された画像で知っている。
「あ、出てきた」
 一戸建ての犬のいる家から、一人の男が出てきた。身長は180センチは優に超える。かなりのイケメンだ。画像で見るよりも、はるかに見栄えがいい。普通は反対なのに、この男は、その逆をいく。
「でも、ストーカーするだけで、何がわかるのかな」
「たしかに気が長い話しだけども、とにかくやってみよう、由加里、西宮先輩を助けるとおもって」
 貴子は慌てて言い直した。
「でも、車に乗られたら終わりじゃない」
「それは考えていなかった、でもそれは先輩も同じじゃない」
 しかし、淳一は自分の脚で、敷地から出てきた。
「まったく、行き当たりばったりなんだから!」
「ほら、行くよ」

 ミチルの不満をうっちゃって、物陰から姿を現した。淳一は、それに気づかずに、夏空の元に身を晒す。男は、サングラスをかけた。それは美貌を隠すために見えたが、全く用を為していなかった。
 醜男が、何を勘違いしているのか、サングラスをかけていることがある。これは、言うまでもなく、目を隠すためである。目は人間にとってポイント故に、これが隠れるならば、多少はましになると思っている。これが大いなる勘違いなのだ。かえって、不細工ぶりが顕わになってしまう。
 
  一方、淳一の場合、それは間逆になる。確かに、ポイントとなる美しい目は隠れるものの、完璧に通った鼻や形の良い唇や頬は、明かになってしまう。そんなことでは、女性からの注目を反らすということはできない。

―――あ!かっこいい!
―――ねえ、役割忘れてない!?ミチル!
 貴子は、親友の肩を小突いた。
 淳一は、町の目抜き通りに、歩を進めようとしていた。言うまでもなく、そこらに屯しているオンなどもの耳目を惹いていた。
―――急ごう!
――うん、あの男の真の姿を暴露してやる!
 そうは言ったものの、完全に親友から信頼されていないミチルだった。

 一方、ふたりの先輩である由加里は、小型の体育館で震えていた。
 とても、変わった儀式が行われていた。中学生9人の前に幼稚園児がずらっと体育座りをしている。演台に乗っているのは、鈴木加世子教諭である。隣には、大石久子が立っている。

「さあ、向丘第二中学の先生を紹介します、みなさん、ご挨拶しましょう」
「おおいし、ひさこ、せんせい、こんにちは!ようこそ!むこうがおかようちえんへ!」
「はーい、大石、久子といいます」
 幼稚園児に話しを合わせているせいか、いつもよりも話し方が遅い、その様子が、生徒たちには滑稽だった。
「ここにいる9人のお姉さん、お兄さんは、みなさんとお友だちになります、これからみなさんに、じこしょうかいをしてもらいます、さ海崎さん」
「海崎照美です」
「すーごい!びじんさん!お姉さん、げいのうじん!?」
「はい、はい、その予定もありますよ」
「よていって何?」
「犬井くん、お姉さんがお話ししてますよ」
「はーい」

 犬井少年は、憮然として顔を天井に向けた。
「よろしく、一緒に楽しく遊びましょうね」
 幼稚園児は、この美しい少女に首っ丈だ。男児も女児も、みんな心を鷲づかみにされている。このカリスマ性は何処から来るのだろう。
 由加里は、そんな照美を見ていて、不思議でたまらなかった。もしも、この少女について、何も知らなければ、第一のファンになっていたにちがいない。
 そもそも、中2になったその日、体育館で「友達になってください」と立候補したのは、由加里の方なのだ。園児に向けているマドンナのような美貌を見ていると、ふと微笑みたくなってしまう。いままで、うけた性的ないじめのアレコレを忘れて・・・・・・・・・・。
 しかし、そんな思索はあっという間に消え去った。

「きゃ!」
その出来事には、7人の中学生も驚きを隠せなかった。照美は、由加里の細首に手を回すと、言い放ったのである。
「みなさん!私の第一のともだちを紹介したいと思います!西宮由加里チャンです」
「やさしそー」
「でも、おともだちいないんでしょう?」

 その少女が言ったことに、由加里は心底驚いた。両足を床に食い付かれたような気分に落とされた。股間に、氷の塊を押しつけられたような気分になる。とたんに、涙がこぼれそうになった。しかし、 それには照美も驚いていたのである。老獪な照美のこと、それを1ミリも表に出そうとはしなかった。しかし、冷笑及び、諧謔を含ませた慧眼を高田に向けた。彼女は心底、震え上がったが、なんとか、踏みとどまった。
「穂灘さん、なんてことを言うの?あやまりなさい」
「別に、そういう風に見えたの、みるくがおともだちになってあげるね」
悪びれることなく言いのけた。
 少女の名前は、穂灘みるく、当然のことながら翔子の妹である。
「・・・・・・う?」
「お礼を言いなさいよ」
隣を見ると、翔子が凄い目で睨んでいる。
「ウウ・・・ウ・・ウ・、あ、ありがとうございます・・・ほ、穂灘さん・・・・ウウ」

 既に涙声になっていた。大石も鈴木も怪訝な顔をしていた。しかし、何もできずに儀式を進行するしかなかった。
「はい、に、西宮さん」
「に、西宮、ゆ、由加里です、こんにちは」
 由加里は、全身をコールタールで固められたような気がした。表現しがたい不安に身も心も固められて、何も出来ない。
 ちょうど、幼稚園児のころ、そんな童話を読んでもらったことがある。その時、ひそかに股間を襲う得も言われぬ感覚に襲われたのである。だが、幼い、由加里はそれを官能だとは認識しなかった。そもそも、14歳の今でさえ、それに本当の意味で、目覚めているのか疑問では、ある。
「よろしくね!ゆかりちゃん!」
「コレ、西宮さんですよ!」

――――舐められている・・・・・・・。
 由加里はそう思った。何か見えない作為が、この場所を支配しているように思えた。少女はさしずめ、蜘蛛の糸に引っかかったモンシロチョウだ。逃げようと藻掻けば藻掻くほど、その身は、陰険な糸に絡み捉えていく。すぐそこには、獰猛な蜘蛛の牙が光っているというのに!
 自分は、それを自覚しながら、何も出来ない。そんな歯がゆい気持を処分できずに喘ぐのだった。

―――――穂灘さん?
由加里は、見た、翔子が目配せするのを。これから、起こることを考えたら、全身が震えた。

――――かい、海崎さん助けて!
――――え?どうして、今、私は何を思ったの?
 由加里は、自分の心さえコントロールできずにいた。何と、照美に救いを求めていたのだ。この世の誰よりも、自分を恨んでいる彼女に、救いの手を求めたのだ。
――――好きなのだ!この人でなしを!
由加里は、叫びたくてたまらなくなった。しかし、何と叫んでいいのかわからなかった。
 幼稚園児のほぼ全員が凍り付いたのは、はるかの番だった。それまでも、ひそかに怯えていたのだが、その声を聞くと、みんな震え上がった。
「鋳崎はるかだ!よろしく頼む!」
体育会系を地でいくこの少女は、それをわずか4,5歳の園児に持ち込んだのである。その声は、体育館を吹っ飛ばしそうな勢いだった。加えて。175センチに達しようとする身長とその恐い顔は、園児を圧倒するに、十分だったのである。
 
 その後、6人の紹介はつつがなく執り行われた。
「こうていにでてあそびましょう」と鈴木が号令すると、わーという歓声とともに、園児はまさに、蜘蛛の子散らすとなった。
「あなたたち、お願いね、マニュアルは読んだわね。だけど、実地ではなかなか、マニュアル通りに行かないもの、何かあったら、私か、鈴木先生に質問するのよ、じゃ、行ってらっしゃい。それから、西宮さん!どうして、そんな顔しているの!あなた嫌なの!?そうなら今すぐに帰りなさい」

―――――え?
由加里は納得できないという顔をした。しかし、大石は情け容赦ない。
「あなたがそんな顔しているから、あんなこと言われるのよ!わかる?!」
「大石先生、そんなに言わなくても ―――――」
 鈴木の取りなしでようやく解放された由加里だったが、まさに孔だらけの障子、そのものだった。

――――どうして?どうして?こんなこと言われなきゃいけないの?あまりに非道すぎる!
 その時、はるかは、今までに見たことのない眼差しを見つけた。それは彼女の親友のそれだった。照美の、由加里のえり首辺りに向けられた視線は、あきらかに同情、いや、それ以上、あるいは肉親に向けられた温度を感じた。少女の首はあきらかに、小刻みに上下いしていた。
―――ユカリ・・・カワイソウ・・・・・。
 照美は、言語化できない発信をしていた。それは、彼女が絶対に受け入れられない感情だったからである。

 はるかは、わけのわからない怒りを感じた。それは嫉妬だったのだが、当然、認めたくなかった。
「おともだちにしてもらうといい」
思わずそう言ってしまった。言ってから後悔したのは言うまでもなかった。しかし、これもまた認めたくない感情だった。
「・・・・・・・・・・!?」
 由加里は一目さんに逃げ出したい衝動に駆られた。しかし、目的地は、校庭である。行くも地獄、引くも地獄だった。その時、背後から高田が囁いた。
―――――園児の言うこと聞くんだよ。もしも、命令に聞かなかったらただじゃすまないからね。
「一体、どういうこと!?あいつら、何考えているのよ!」
 それを横耳で、聞いた照美は激怒したが、為す術を、見つけることはできなかった。


 その時、ミチルと貴子は恐るべき光景を目にしていた。
淳一が少女に声をかけていたのである。なんと、相手は小学生である。
――――貴子、撮ってる?
――――大丈夫!
貴子は密かに、小型ヴィデオカメラを淳一と少女に向けていた。
―――あの子、高田先輩の妹でしょう?
――――そうなんだ!呆れた話しよね、あの子も。

 ミチルは、その事実を知っていた。だから、少女が小学生だとわかったのである。そうでもなければ、化粧で汚したその顔から、少女を小学生とは認識できないであろう。
二人の会話は、風に負けて聞き取れない部分はあったが、その内容は理解できた。
「子どもがこんなところにいていいのかな?補導しちゃうよ」
「え?私高いですよ」
 実は、補導という言葉が売春を意味する隠語なのだが、それを理解するほど、ミチルと貴子はすれていなかった。いや、穂灘の妹と正反対の場所にいる、それが真実である。ちなみに、それ昼間しか通用しない。何故ならば、そんな時刻に歓楽街に、小学生がいても補導されることはないからだ。ちなみに夜の場合は、「太陽がまぶしいね」となる。
 淳一は、指を二本出す。

――――二千円かな?
 さすがに可愛いものである。
 少女は首を振る。
 次ぎは五本だ。
――――ごせんえん?高いなあ?
―――あんたもやりたくなった?
――――バカ言わないでよ!貴子はちゃんと撮ってなさいよ
 赤くなって、ミチルは抗議した。その彼女の視線には信じられない数字が並んでいた。
―――――え?????!いちまんえん!!っていうことはごまんえん?!
 それは前金だったのだろう。
――――ねえ、あのお金で何をするのかな?
――――決まっているでしょう?売春よ!
 貴子は少しだけ大人ぶってみた。

「あ! ――――」
その声は、絶望とともに昼の歓楽街に消えていった。淳一は、少女を車に乗せると、エンジンの音とともに、雲散霧消してしまったのだ。
「大丈夫だよ、これを冴子さんに見てもらおう、これから行くんだよ!」
「でも、これだけじゃ、証拠にならないよ!」
「二人で頼むんだ!先輩のためだよ!!」
「わかった!」
 二人の少女は固い決意とともに、昼の歓楽街を後にしたのである。

 二人が京王線の駅を目指したころ、向丘幼稚園では、事件が起こっていた。
「・・・・」
由加里はただ、絶句するほかなかった。
「あのね・・・・・・」
「だめだよ、由加里お姉ちゃん、ひとりでおトイレ行けないんでしょう?おねえちゃんが言ってたもん」
 言うまでもなく、翔子の妹のみるくである。彼女の他に6名ほどの幼稚園児が、由加里を囲んでいる。
「だから、みんなで言ってあげなさいって、言われたの」

―――――園児の言うこと聞くんだよ。もしも、命令に聞かなかったらただじゃすまないからね。
 高田の囁きを思い出した。まさに悪魔の囁きだった。こういうことだったのか。今まで、されてきたことを思えば、どんな行為も恐くない・・・・・はず・・・・・ではなかった。

―――――やっぱろコワイ!恐いよ!
 由加里は殺されるかと思ったのである。それもやむないことだった。暴力に次ぐ、暴力、恥辱に次ぐ恥辱は、少女を完全に萎縮させていた。本来ならば、のびやかな精神の翼を羽ばたかせるはずの年齢なのに、圧縮された鉄くずのように、押し潰されてしまっているのだ。あまりに哀れだった。
「イコ!」
「行こうよ!おもらししちゃうよ!」
「・・・・・・・・・・?!」

 由加里は、園児たちの心ない言葉に、死にたい気持になった。これほどの恥辱を味わったことはなかった。その顔がまさに汚れのない天使ゆえに、傷付ける力も想像以上だった。
「わかった・・・・・・・・・」
由加里は落涙しながらも、アタマを縦に振らざるを得なかった。

――――海崎さん、鋳崎さん、助けて・・・・・・・・・・。
 もはや、その思いを疑うことすら忘れていた。
 その時、照美とはるかは、園児たちをにこやかな時間を過ごしていた。はるかは一緒に遊んでみると、害がないばかりか、頼もしい姉ちゃんであることがわかったのであろう。照美は言わずもがなである。
「はるか!」
「そうだね、後を追うか」
二人は別れを惜しむ園児たちを後にして、由加里の後をそろりそろりと追った。
 由加里を含めた8人の奇妙な行列は、あきらかにトイレに向かっていく。少女の顔は、泣きはらして、真っ赤になっていた。自分と10歳も違うあいてに、辱めを受けようとしているのだ。
 由加里は、何回も逃げようとしたが、その度に、悪魔のような高田、それに金江の顔が浮かんだ。

――――あの人たち、人間じゃない!死にたい!死にたい!死にたい!海崎さん!鋳崎さん!
 ――――ああ、着いてしまった。
「おトイレですよ、ここまでおもらししなくて、りっぱですよ」
ぱち、ぱち、ぱちぱちぱちぱち!!
 由加里を囲む少女たちは、拍手をする。おそらく、大人たちに躾られた結果だろう。悪意がないことは確かだった。それだけに由加里の心は回復不可能なくらいに切り刻まれていた。

――――ああ、もうどうにでもして!
由加里は、園児を引き連れて、個室に入った。
――ああ、小さい!
当然である。幼稚園児用のトイレなのだ。
「まずはぬぎ、ぬぎしよ」
 みるくが言った。小さいながら、いじめっ子の才能、確たるものがある。
「またぐんだよ、ゆかりお姉ちゃん」
「いやあああ!!ウウ・ウ・・ウ・ウ・・ウ・ウ・ウ・ウ・・ウ・ウ」
 泣きじゃくる由加里の足を摑むと、スカートと下着を脱がしはじめた。泣きわめこうとした少女の脳裏に、高田の顔が浮かんだ。アノ声が聞こえる。いじわるな吐息が耳にあたる。
「ウウ・・・ウ・・・ウ・自分で、脱げる!」
「うそよ!お姉ちゃん、じぶんじゃなにもできないっていってたもん、ちゅうがくでも、お姉ちゃんたちに、おトイレしてもらってるんでしょう!?」

―――――何処まで、自分を侮辱すればいいの?!
由加里は喉を振り絞って、心の中で叫んだ。しかし、状況は、少女を覆い尽くしている、もはや状況に任せる他はない。
「はい、はい、ちゃんとちまちょうね」
 他の園児が、スカートと下着を脱がしてしまう。
「ウウウ・・ウ・ウ・ウ・・ウ・ウ・ウ・ウウウ!」
 
 由加里は両手で顔を覆った。しかし、流れる涙を押さえることはできなかった。指と指から銀色のしずくが落ちていく。しかし、加害者たちは、その自覚を持っていなかった。ただ、かわいそうなお姉ちゃんを助けてあげているという奉仕の精神なのである。そんな由加里をさらに絶望させる出来事が起こっていた。
―――――え!?
 由加里は目を疑った。指と指の間にかいま見えたものは、携帯電話だった。

―――写メール!!?
もう、何も言えなかった。
―――どうせなら、殺して!
「はいはい、ちゃんとちましょうね」
園児たちの号令がはじまる。朝からトイレに行っていないために、膀胱は、爆発寸前だった。しかし、極度の羞恥と緊張のために、筋肉が強ばっているのか、放尿というわけにはいかない。
「おかしいですねえ」
「そうだ!お姉ちゃんが言ってたみたいにやってみよう」

――――これ以上何を!?ぅああうああうああ!!いやあああ!!
 みるくは指で、由加里の恥部を刺激しはじめたのである。
「おねがい!おねがいだから!やめてっっっっっっっっっ!!ウウ・ウ・・ウ・ウ・ウ・ウ・ウ・ウウ・ウウ!」
「みんなも手伝ってあげなさいよ!お姉ちゃんがおしっこできないでしょう」
 みるくの残酷な言葉ととともに、幼い悪魔たちは、それぞれ、由加里の膣を弄りはじめる。
「くあ!くああうあうあううあうあ!!」
何度、抵抗しようと思ったか、その度に高田と金江の顔が浮かんだ。その頭には、それぞれ牙と鬼のような角が生えていた。

「フウ、ア、アフアアウフアウウア!いやあ!いやあ!ぅっぃ!」
複数の指には、複数の意思が備わっている。ばらばらの意思は、予想外の刺激を由加里に与える。性的刺激は、予想外であることに要諦がある。男子諸君は、自分で睾丸に触れても気持ちよくないが、彼女に触れてもらうと、予想外に快感であることに仰け反った記憶があるだろう。性的に興奮していることも、加味されるだろうが、予想外というファクターが一番であろう。
 誰かの指がクリトリスに触れた。

「ィアアアアアウアアアアアヤアイヤアア・・・・・・・」
「あ!出た出た!!」
「あれ?おかしいな!黄色くない!え?由加里ちゃん、病気なの!?」
「いやあああ!!」
「あ!黄色くなった!」
 言うまでもなく、前者は絶頂を迎えたことによる、潮吹き、そして、後者が放尿である。
「ぅうああわああああああ!!」
由加里は園児たちの鼓膜が破れんばかりに、絶叫した。スカートを穿くと、トイレから飛び出した。
 そして、茂みを見つけるとそこに伏して、泣きじゃくった。

――――ひどい!ひどい!私がこんな目に遭わなきゃいけない何をしたの!?悪魔!悪魔!悪魔!あんたたち、みんな悪魔よ!みんな消えちゃえ!みんな嫌い!嫌い!ミチルちゃんも貴子ちゃんも!ママも!みんな大嫌い!みんな死んじゃえ!!!!

  由加里の声は、照美とはるかの耳にも届いていた。ちょうど、トイレから6人の園児が飛び出したところだった。一様にきゃきゃとはしゃいでいる。その一人の手に光っているものに目が止まった。
「携帯電話?」
「とれた?」
「とれたよ!」
「ねえ、みるくちゃん」
「あ?照美あ姉ちゃん」

 照美は、みるくから容赦なく、それを奪い取った。マドンナの微笑を浮かべながら、行っただけに、その行為はより恐怖を園児たちに与えたようだ。
「これ、私から穂灘さんに渡しておくから」
「そう?」
照美は、園児たちを行かせると、携帯を見た。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」
そこには、はたして、由加里が放尿している痴態が映っていた。しかも、周囲には6人の園児がピースをしているのだ。

―――――ひどい!
 今まで、自分たちが由加里にしたことも忘れてそう思った。
「違うわよ!あれはわたしたちだけの所有物よ!それを侵害されたから怒っているのよ」
わざと難しい言葉を使うのは、自分たちの気持を誤魔化すためだった。
しかし、両足は、自然に向かう、由加里の泣き声がする方向へ。

「由加里!」
 照美の口から、普段と違う風で、少女の名前が呼ばれた。由加里は、小枝が肢体に刺さるもの構わず、身を隠して、泣きじゃくっている。
「あ、アクマ!来ないで!殺してよ!アクマ!アクマ!アクマあああああああああ!」
由加里は明らかに正気を失っていた。
「近づかないで」
「由加里ィ」
 さらに近づこうとすると、由加里はフェンスを超えようとした。しかし、足がもたついて、向こう側に崩れ落ちる。顔に泥がついた。しかも赤いモノが見えるではないか。
「あ、アクマ、来ないで!!」
そんなこと、気にならないのか、立ちあがると、泣きながら走っていく。
「由加里!待ちなさい!」
照美の声にさらに怯えたるのか、さらに身体を陽の元に踊り出させる。
「由加里ィ!ああ!」
はたして、そこは車道だった。

 キキキキキキキィ!!大気を切り裂く音が、地平線上に轟いた。

 フェンスを超えた照美とはるがが見たもの ―――――――――――――――――。
赤く煌めく、車頭と、燃えるアスファルトに寝そべる由加里の姿だった。それは熱気で、燃えてしまうように思えた。
 「由加里!!」
ふたりは、叫んだ。しかし、次の瞬間、信じられない人間を見ることになる。
 赤い車体が煌めいて、出てきた人物は!?血相を変えた美貌が宿る長身は!
「ママ!」
「百合絵ママ!!」
 三人は同時に絶句した。
しかし、照美が、地軸が入れ代わるほどの衝撃を受けたのは、その人物の口から飛び出た一言だった!!


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