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『由加里 53』

 姿を現したのは、幼児のように、指をくわえている由加里だった。
それは、もしかしたら、ゆららの錯覚だったのかもしれない。しかし、少なくとも彼女の目にはそう見えたのである。
「由加里、鈴木さんがお見舞いに来てくれているのよ」
社交辞令のような、春子の言い方。病床の娘よりも、ゆららに気を遣っているように見える。
「西宮さん ―――」
ゆららは、改めて由加里を見てみる。
まるで金目鯛のような瞳は、一体、何処を見ているのかわからない。それは完全に無垢な乳幼児のそれとは、自ずから異なる。

 ゆららが知っている由加里は、大人っぽい優等生というイメージだった。男子の間では、海崎照美には、叶わないものの、美人で通っていた。いじめられていないころは、むしろ、照美よりも自分たち近いという意味で、人気があったのかもしれない。照美は、あまりにもその美貌度が非現実的で、男子の誰もが憧れているが、近寄りがたい存在になっていた。
 しかし、いま、由加里にそのころの片鱗は何もない。

 彼女は、まるで、親に捨てられた子どものように、虚空を見つめている。そのまま、何処かを見つめ続ければ、空腹を満たせるとでも言うのか。じっと、睨みつけている。あたかも、死の大陸で、黒く飢える子どもたちのようだ。目だけが異様にらんらんとして、息づいている。
 彼女の心を例えれば、さしずめ地獄絵で有名な餓鬼だろう。腹だけが膨らんだ異様な姿は、いったい、何の暗喩なのだろう。
 そのやせ細った手足では、さぞかし、その腹を持て余しているにちがいない。

 由加里は、今、その精神が飢えている。友だちという心の栄養を求めて、大きな腹を引きずっている。きっと、その中は空で、中身が満たされるのをじっと待っているのだろう。その保証もないのに、確信というべきか、悲願というべきか、眉間に寄せられた皺は、少女を年齢よりも老けさせた。
  互いに矛盾した本性を、その華奢な躰に内包されたその姿は、異常と言うより他に表現方法がない。あきらかに、その躰が限界のために泣き叫んでいる。皮膚が震えている。青白い肌からは、年齢に相応しい少女の健康を完全に否定している。

 ゆららは、そんな由加里の姿を見ると、密かに心動かされる自分を発見していた。
しかし、心を鬼にして、そんな気持を凍結させることにした。なぜならば、自分は分水嶺に立っているのがわかったからだ。間違って、片方に転がれば、いじめられっ子に転落してしまう。しかし、もう一方に転がればどうなるのだろう。自分はあれほど怖れて、憎んだいじめっ子になってしまうのだろうか?
  しかし、由加里が体験した地獄を考えれば、選択肢は一つしかない。あんな思いを自分がすることを考えれば、死んだ方がましだと思った。それなら、死ぬよりも悪魔の子分にでもなったほうが親孝行というものだ。

――――ごめんね、西宮さん、べつにあなたに怨みがあるわけじゃないのよ。
ゆららは、心に決めた。高田と照美から渡された台本が、頭に浮かぶ。

  ふいに、携帯の呼び出し音が響いた。そのメロディから、冴子が春子を呼び出したことがわかった。
「じゃ、ママは席を外しますからね、お願いね、鈴木さん」

―――ま、待って! ママ!見殺しにするの!?
 ドアの開閉と、遠ざかっていく足音を聞かされながら、由加里は思った。まるで、飢えた狼と虎がうなりをあげる牢屋に、放り込まれたきぶんになった。

―――心細い。友だちが欲しい。だけど、この人は本当に信じられるの? さんざん、裏切られてきたのよ!

 しかし、意を消して、ゆららに話しかけることにした。
「す、鈴木さん・・・・・・・・・」
 由加里は、ゆららが「私ばばかです」と連呼しながら、教室中を走り回る姿を思い浮かべていた。あれはたしかにいじめ以外のなにものでもなかった。どんなに辛かっただろう。どんなに悔しかったろう。根が優しくできているのか、どんなに踏みつけられても、けなげに優しく咲き続けているのだ。
「に、西宮さん ――――」
「・・・・・・・?」

  由加里は、ゆららの顔をはじめて、じっと見た。その小さな口から出るべく言葉は、決まっていた。あまりにも、それは言い尽くされた言葉だった。ある意味、陳腐だといえる。実際に、その言葉を聞きたいのか、聞きたくないのか、わからない。ただ言えるのは、時間が止まってほしい。ただ、そのことだけだった。もう、だれも疑いたくない。そして、期待もしたくない。しかし、その時は一瞬でやってきた。
 由加里は、ほとんど意識的ではなく、自分の口が動くのに驚いた。
「ごめんね、本当に、ごめんなさい、西宮さん!」
「ウウ・ウ・ウ・ウ・ウ・ウウウ・・ウ・ウ・ウウ!!うう!」
「西宮さん?」
 一瞬、ゆららは、由加里が笑っているように見えた。
「え? 何処か苦しいの? 先生、呼ぼうか?」
「ううん、違うの! 違うの!」

 由加里は嗚咽を止められなかったのだ。涙の粒が、汗のように流れている。
「西宮さん、みんなもそう思ってるよ、だから、ノートも私だけじゃなくて、みんな映してくれたんだよ、 私はばかだから、私のがいやなら ――――」
「そんなことない! そんなことあるわけない!!」
「西宮さん!?」

 由加里は、ゆららの華奢な両腕にまとわりついていた。その様子は、二人の体格差があまりにあるたけに、端から見れば、母親が娘にすがりついているようにすら見えるだろう。
 今まで、自分に向けられた刃の数々が、顕わになる。まるで、この病室が教室で、いじめられっ子に囲まれているような、気分になる。あるいは、放送室で、照美やはるかたちに、性的なおもちゃにされているような錯覚に陥る。

「ィヤ!」
「え?」
 その声は、あまりに小さかったので、ゆららの耳には届かなかった。
「もう、いやあああああああ!! いじめられるのは、いやなの!!」
「西宮さん、大丈夫だよ、きっと、もうそんなことなくなるよ」

――――たっぷりと、慰めてあげるんだよ!
 高田の言葉が、見えないイヤフォンを通して、聞こえる。彼女の得意そうな顔まで、見えるようだ。
由加里は、ひとしきり泣くと、驚くべき言葉を吐き出した。それが、あまりに唐突だったので、ゆららは、空気と格闘しているような気になった。

「ああ、鈴木さん、ごめんね、ごめんね、あの時、何も言えなくて!」
「・・・・・・・・・・!」
  由加里が何を言っているのか、直感的にわかった。何故か聞いてみたくなった。
「えええ? なんのこと?!」
「私ねえ、鈴木さんが、みんなの前で、恥ずかしいことをされているとき、黙って見ていたの、本当は恐くてなにもできなかったの、ごめんね! それでも、笑っていた子たちと、私は、鈴木さんにとってみれば同じだもんね、もしかして、私がいじめられているのは、その報いかもしれないの」

――――そんな・・・・・・。
―――――西宮さんは、こんなにまで思っていてくれたのか。クラスメートは、全員、自分のことを嘲 笑っていたと思ったのに・・・・・・。
 ゆららは、葛藤に、自分の心が揺れるのを見た。このまま、すべてを開かしてしまおうか。その上で、謝罪すればいい。
 しかし、そんなことをしたら、目の前で傷ついたドライフラワーは、崩れ去ってしまうかもしれない。あるいは、100日間も、水だけで過ごした修行者のようだ。最初から、ビフテキを与えたら、その瞬間に、躰が拒否反応を起こして、悶絶死するにちがいない。

―――後にすればいいわ。
 この時のゆららの選択が、さらなる悲劇を生むことになるである。
 何処かの国の政治家たちではないが、問題を先送りすることによって、傷の深さを増すことになるとは思わなかった。いや、深く考えもしなかったにちがいない。
 そうすることによって、傷にばい菌が侵入し、膿を形成し、臭い液を垂らすことになるのだ。
 その周囲に、蠅の王(ベールゼブブ)を呼び寄せ、彼が産んだ子供たち、すなわち、おぞましい蛆どもが群を作る結果となることを、この時、ゆららは想像もできなかったにちがいない。

 二人は、しばらく親密な時間を過ごした。それはあくまで双方向ではなかったのだが、由加里にとっては、しばらくぶりに笑顔を取り戻したのである。
 しかし、魚が水を得たような気分になることができなかったのは、彼女の心がアンテナを失っていない証拠だろう。何か物足りないような空気を、ゆららを通じて味わっていたのである。
 しかし、それはけっして、騙されている予感ではない。単に、彼女が対等の友人として物足りないという感触である。だが、この時は、それが顕わな形を為して、意識に登ってくることはなかった。

 二人の会話中止させたのは、ドアが開く音だった。春子かと思ったら、看護婦の似鳥可南子だった。一瞬で、由加里の顔が曇る。まさか、人がいるところで、無体なマネをするまいと思ったが、込み上げてきた不安を押さえることはできなかった。
「由加里ちゃん、躰を拭こうね、沙紀ちゃん、はやく、運んで」
「はい」
 可南子の背後から、若い看護婦が、湯の入った桶を持ってきた。本当に、人がいる前で、何かするつもりだろうか。

―――大丈夫だよね。
 由加里は自分に言い聞かせるようにして、服を脱いだ。
「ああ、私は出ていようか?」
「大丈夫よ、お嬢さん、女の子なんだし」
 最後の奇妙なイントネーションが、由加里を不安にした。まるで耳掻きを乱暴に挿入されて、ぐいぐいと痛め付けられるような衝撃を味わった。
「さあ、拭くわよ、由加里ちゃん」
「・・・・・」
 いつから、「由加里ちゃん」と呼ばれるようになったのだろうか。たった一日で、本当になれなれしくなった。態度も横柄で、遠慮のないものになっている。
「さあ、脱いで ――――――」

 可南子は、ベッドに座ると、由加里を自分の膝の上に乗せる。こうされると、もう抗いようがない。無事なのは右腕だけなのだ。それも、可南子の右肩によって、無抵抗にされてしまう。
「ああ」
「ふふ、そんなに気持ちいい? 由加里ちゃん ―――」

 可南子は、まるで小さな子どもにそうするような、手つきと口ぶりで、由加里をせめてくる。ちょうど腋から、胸の小さなふくらみまで、誘うように拭いていく。それだけではない、彼女の吐息が、首に当たる。そこは由加里の敏感な場所で、少しでも触られるだけで、悲鳴を上げてしまうのだ。
 何度も、何度も、腋と胸を往復する。そのたびに、乳首に近づいていく。まるで愛撫をされているようだ。
 由加里の性的な刺激を喚起しているような手つき。それは、往復するたびに、強さを増していく。

―――ああ、鈴木さんがいるのに! このままじゃ ―――――。
 股間が潤んできたのである。それは、照美やはるかに、さんざんおもちゃにされたことが影響しているだろう。
 それだけではない。由加里にしては、刺激的すぎる情報を無理矢理に摂取させられたのだ。
 はるかは、由加里に創作活動まで、強要してきたことは、もう記述した。
 加えて、この可南子の娘であるかなんによる、強制レズ行為は、少女をさらに性的に目覚めさせる結果となったのである。
 だが、彼女の名誉のために一言、言っておきたいが、けっして、性的な快感に、完全に堕ちてしまうことはなかったのである。一瞬だけなら、完全な官能に身を委ねることがあるかもしれない。

 しかし、その後には、それと同等な、あるいは、それを凌ぐ、羞恥心、そして、いったい、誰に対してなのかわからない罪悪感に、膣と肛門に侵入され、脊椎を満たし、脳を洗われる苦痛に悶え泣く地獄を過ごしてきたのである。
 そして、いま、やっと友だちに慣れそうなゆららの前で、陵辱を受けようとしている。さすがに、可南子も大ぴらにはやるまいが、それだけ陰に籠もっているだけに、彼女の悪意と嘲笑を感じて、由加里は思わず、涙ぐんでしまうのである。
「そうだ、お花を花瓶に挿さないと ―――――」

―――ああ!
 ゆららが、背中を向けたときである。可南子の指が、由加里の性器を捕まえた。さすがに、そこはフキンのような布で隠されてはいた。しかし、それは逆に言えば、陵辱行為を外から隠匿することになった。
 可南子はついに、毒牙を見せたのである。ゆららの視線がなくなったところで、本性のほんのわずかをかいま見せた。

―――お友だちの前で、こんなに欲情しちゃって、とんでもない赤ちゃんですねえ。
 背後から聞こえてくる可南子の声。それは鼻くぐもっていて、まるでフランス語のようだ。それは、由加里の心をも陵辱するための武器だ。

―――や、やめてください、こんなところで辱めるのは許してください。
 ひっしに、声をひそめて、由加里は許しを乞うた。折角、友だちができようとしているのだ。そんなささやかな幸せまで、奪おうというのか? なんと、運命の神さまは残酷なことか。いや、悪魔の囁きにしか聞こえない。
 由加里は、侵入してくる芋虫に、身をよじった。

―――アア・・ア・ア・ア・ウウ!
 しかし、すぐそこにゆららがいるために、大きな声を出すわけにはいかない。可南子は、今、由加里が置かれている状況など、お構いなしに、責め続けてくる。少女そのものを鷲摑みにするように、侵入してくる。
――あは・・・・アア
―――おおきな声出すと、お友だちに知られちゃうよ ―――――由加里ちゃんが淫乱な、赤ちゃんだってこと!

―――いやあ! いやあ!あああアアア!
 可南子の躰の中で、いや、躰という十字架に、その手足を打ち付けられて、由加里は、陵辱され続ける。しかも、友だちになりかけたクラスメートがいる部屋で。

―――あああ、来ちゃう、お願い! もう許してぇぇぇ!
 絶頂を迎えつつある由加里の視線に、ゆららの顔が見えた。彼女は、花瓶を持っている。その花瓶には、いま、活けられたばかりの花が歌を歌っている。
花は赤い歌を歌っていた。

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